switch2 120Hz 出ない時の対処 手順(本体/テレビ側設定)完全ガイド

「switch2 120Hz 出ない…」と悩んでいませんか?
実はこれは珍しいトラブルではなく、仕様や設定を理解すれば簡単に解決できます。

Switch2は 1080pや1440p解像度なら120fpsに対応 していますが、4Kでは60fpsが上限です。また、HOMEメニューは常に60Hz固定のため「設定画面で120Hzが出ない!」と焦るのは誤解です。

この記事では、本体側の設定・テレビ側の設定・ケーブルや機器のチェック方法 を分かりやすくまとめました。初心者でも5分で確認できる手順を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

🧩 前提整理:switch2で120Hzが“出る条件”

「120Hzが出ない!」と悩む前に、まず Switch2の仕様上の制限 をしっかり理解しておく必要があります。これを知らずに設定をいじっても、永遠に解決できません。以下が基本条件です。

✅ 1. 解像度とリフレッシュレートの関係

  • 1080p(フルHD):最大120fpsに対応
  • 1440p(WQHD):最大120fpsに対応
  • 4K(2160p):最大60fpsまで

つまり、「4K+120Hz」は仕様上不可能です。4Kで120Hzが出ないのは故障ではなく、任天堂が公式に制限している仕様だからです。

✅ 2. HOMEメニューとゲーム画面の違い

  • HOMEメニューや設定画面は 常に60Hz固定 です。
  • 「設定画面で120Hzにならない」というのは正常動作です。
  • 120Hzは 対応ソフトを起動した瞬間 に有効になります。

ここを誤解して「設定が間違っているのでは?」と思う人が多いのですが、メニュー表示では確認できません。必ず ゲーム中にテレビの情報表示でチェック してください。

✅ 3. ゲーム側の対応

  • Switch2本体とテレビが120Hzに対応していても、ソフト側が120fpsモードを用意していないと意味がありません。
  • 一部のアクションやFPSゲームは「フレームレート優先モード」を搭載しており、そこで120fpsが解放されます。
  • RPGやシミュレーションの多くは60fpsまでの対応が一般的です。

✅ 4. テレビ・モニター側の条件

  • テレビやモニターが HDMI2.1対応 であることがほぼ必須です。
  • HDMIポートごとに対応が違うモデルも多く、“120Hz対応ポート”に差さないと効果がない 場合があります。
  • 「拡張フォーマット」「Deep Color」「Input Signal Plus」など、メーカーごとの設定をオンにする必要があります。

✅ 5. ケーブルの条件

  • Switch2のドックには Ultra High Speed HDMIケーブル相当 が同梱されています。
  • 市販の古いケーブル(HDMI1.4や2.0世代)では帯域不足で120Hzが出ません。
  • 必ず付属ケーブルか、認証済みのUltra High Speed HDMIケーブルを使いましょう。

📊 まとめると、120Hzが出る条件は次の5つが揃った時だけです。

  • 本体設定が1080p/1440p+120Hzオン
  • HOMEではなく“対応ソフト”を起動している
  • ソフト自体が120fps対応モードを持っている
  • テレビ・モニターがHDMI2.1かつ120Hz対応ポートに接続されている
  • Ultra High Speed HDMIケーブルを使用している
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このどれか一つでも欠けると、絶対に120Hzは出ません。

🛠 本体側の対処 手順

Switch2本体側で確認すべきポイントは以下です。

  • [設定]→[ディスプレイ]を開く
  • [TV解像度]を 1080pまたは1440p に変更
  • [120Hz出力]をオンにする
  • [ALLM(低遅延モード)]をオン
  • [HDR出力]は「対応ソフトのみ」に設定
  • 必ず 付属のHDMIケーブルで直結 する(変換器は外す)

※注意:設定画面では60Hz表示のままでもOK。対応ソフトを起動した時に自動で120Hzに切り替わります。

📺 テレビ側の対処 手順

テレビはメーカーごとに“120Hzを有効化する設定名”が違います。代表例をまとめました。

  • Sony BRAVIA → HDMI入力の「信号形式」を“拡張フォーマット”に変更(HDMI3/4端子のみ対応の機種が多い)
  • LG OLED/Cシリーズ → HDMI設定で「Ultra HD Deep Color」をオン。[ゲームオプティマイザ]を有効化
  • Samsungテレビ → [ゲームモード]オン → 「入力信号プラス(Input Signal Plus)」を有効化

共通のポイントは「120Hz対応端子に挿す」「拡張設定をオンにする」こと。これを忘れると120Hzは出ません。

🔎 5分でできるチェックリスト
  • HDMIケーブルを付属品に交換
  • ドック→テレビへ“直結”
  • テレビの120Hz対応ポートに挿す
  • 本体で解像度を1080p/1440pに、120Hzをオン
  • 対応ソフトを起動してテレビの情報表示で確認
  • うまくいかない場合はHDR/VRRを一旦オフにして再確認

🚑 症状別の直し方

🔹 症状1:「4Kにすると120Hzが出ない」

  • 原因:Switch2の仕様で、4K出力時は最大60fpsまで。
  • 解決策
    1. 本体の設定 → [ディスプレイ] → [TV解像度]を 1080pまたは1440p に切り替える。
    2. [120Hz出力]をオンにして再起動。
  • ポイント:「4K+120Hz」は不可能。高解像度を優先したいなら4K60fps、滑らかさを優先するなら1080p/1440p120fpsを選ぶのが最適です。

🔹 症状2:「映像が暗い・白飛びする・チラつく」

  • 原因:HDRやVRR(可変リフレッシュレート)の設定がテレビと相性を起こしている。
  • 解決策
    1. Switch2本体の[HDR出力]を「対応ソフトのみ」に設定。
    2. [VRR]や[ALLM]を一旦オフにする。
    3. テレビ側の「映像モード」を“ゲームモード”に変更。
    4. テレビの[拡張フォーマット/Deep Color/Input Signal Plus]を再確認。
  • 補足:特にHDRはメーカーごとに明るさ補正の仕組みが違うため、色がつぶれたり白飛びする場合があります。まずはオフにして安定性を確認してから、徐々にオンに戻しましょう。

🔹 症状3:「AVアンプや分配器を経由すると120Hzが出ない」

  • 原因:中継機器のHDMI帯域不足や、パススルー設定の未対応。
  • 解決策
    1. 一度 ドック→テレビ直結 で確認する。
    2. 直結で120Hzが出るなら、原因はアンプや分配器側。
    3. アンプの「4K120対応」「HDMI2.1パススルー」設定を有効化。
    4. 機器のファームウェアを最新に更新。
  • ポイント:古いAVアンプはHDMI2.0止まりのことが多く、その場合は120Hzを諦める必要があります。

🔹 症状4:「テレビの情報表示が60Hzのまま」

  • 原因:HOMEメニューや設定画面は60Hz固定。ゲームが120fps未対応の場合も同じ。
  • 解決策
    1. 120fps対応ソフト(例:FPSやアクション系)を起動。
    2. ゲーム内の[グラフィック設定]で「フレームレート優先」モードを選択。
    3. テレビの情報表示で120Hzになっているか確認。
  • 補足:ソフト側が非対応の場合は120Hzは絶対に出ません。

🔹 症状5:「ケーブルを変えたら不安定になった」

  • 原因:HDMIケーブルの規格不足(HDMI1.4/2.0)や品質不良。
  • 解決策
    1. Switch2同梱の Ultra High Speed HDMIケーブル を使用する。
    2. 市販品を使うなら「HDMI認証マーク(Ultra High Speed)」が付いた短め(1.5〜2m程度)のケーブルにする。
    3. ケーブルを変えて症状が消えたら、原因はケーブル確定。
  • ポイント:高解像度+高リフレッシュレートではケーブルの性能不足が最も多い原因です。

🔹 症状6:「テレビの入力切替で映像が出なくなる」

  • 原因:テレビが切り替えのたびにリフレッシュレートを再交渉している。
  • 解決策
    1. テレビの[HDMI入力設定]で「固定」や「拡張フォーマット」を選ぶ。
    2. Switch2側で一度120Hzをオフ→再オンにして再認識させる。
  • 補足:特にLGやSonyの一部モデルで報告例があります。

💡 症状別対処まとめ

  • 4Kで120Hz → 仕様なので不可、1080p/1440pに変更
  • 暗い/チラつく → HDR・VRRを一旦オフに
  • アンプ経由で出ない → 直結で確認、機器のHDMI規格をチェック
  • 情報表示が60Hzのまま → ソフト側が対応していない可能性
  • ケーブル不安定 → Ultra High Speed HDMI認証品を使用
  • 入力切替で映像落ち → テレビ側の拡張設定を固定化

🎮 代表的な120Hz対応ソフト一覧(Switch2)

Switch2で120Hzを活かすには、ソフト側が120fpsに対応していることが必須です。以下は現時点で報告・公式情報に基づき「フレームレート優先モード」を搭載している代表的なタイトル例です。

タイトル120Hz対応内容備考
スプラトゥーン3(Switch2版アップデート)1080p/120fps対応対戦時の入力遅延軽減が体感しやすい
フォートナイト最大120fps対応設定メニューで「パフォーマンスモード」選択
Apex Legends最大120fps対応コンソール版強化対応。安定度はマップ依存
ロケットリーグ1080p/120fps対応車体の挙動が滑らかでプレイ感が向上
モンスターハンター ワイルズ(対応予定)フレームレート優先モードで120fpsグラフィック優先時は60fps
DOOM Eternal最大120fps対応高速シューター系で恩恵大
オーバーウォッチ2120fpsモード対応eスポーツ系で滑らかさ重視に必須

🔎 注意点

  • 全てのゲームが120Hz対応ではない → RPGやシミュレーションは多くが60fps上限。
  • 「フレームレート優先モード」を有効化しないと120fpsが出ない → デフォルトはグラフィック重視モードのことも多い。
  • 安定性はゲームごとに異なる → ネット対戦や大規模マップでは一時的にフレームレートが落ちる場合あり。

💡 ワンポイントアドバイス

  • FPSやアクションなど、反応速度や操作感が重要なジャンルは120Hzが大きなメリット
  • RPGやストーリー重視のタイトルは60fpsでも十分快適なので、用途に応じて設定を切り替えましょう。

📺 Switch2で120Hzを活かせるおすすめテレビ/モニター

Switch2の120Hzをしっかり体感するには、HDMI2.1対応かつ120Hz駆動可能なテレビ/モニターが必要です。
以下はゲーマーに人気のモデルから選びやすい代表例です。

メーカーモデル名特徴おすすめポイント
Sony BRAVIA X90LシリーズHDMI2.1対応、120Hz駆動動きに強い倍速液晶+ゲームモード搭載PS5と同じ環境をSwitch2でも活かせる
LG OLED C3シリーズ有機EL+120Hz+VRR対応黒の表現が美しく、応答速度が極めて速いeスポーツ・アクション重視に最適
Samsung QN90CMini LED+120Hz+ALLM明るさが強くHDR映像も鮮明明るい部屋でプレイする人におすすめ
ASUS TUF Gaming VG27AQ(モニター)27インチ WQHD/165Hz価格が比較的安く、PC兼用にも最適1440p120fpsの性能を最大限に活かせる
BenQ EX2710Q(モニター)27インチ WQHD/144Hz応答速度が速く、HDRiで映像最適化初めてのゲーミングモニターに人気

🔎 選び方のポイント

STEP
HDMI2.1ポートがあるか確認

→ Switch2はHDMI2.1に対応しているため、フル性能を発揮するには必須です。

STEP
1080p/1440pで120Hz対応かどうか

→ 4Kでは60fpsまでなので、120Hzを狙うなら解像度切替できる機種がベスト。

STEP
ゲームモード・ALLM・VRR対応の有無

→ 遅延を減らし、フレーム落ちやチラつきを防ぐ効果があります。

STEP
視聴環境に合わせたパネル選び

→ 暗い部屋ならOLED(LGなど)、明るい部屋ならMini LED(Samsungなど)。

✅ まとめ

Switch2で120Hzが出ない時は、
①本体を1080p/1440p+120Hzオン → ②テレビを120Hz対応端子&拡張設定オン → ③対応ソフトで動作確認
この3ステップで解決できます。

4Kは60fps上限、HOMEメニューは60Hz固定という仕様を理解しておけば「出ない!」と悩むこともなくなります。

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