「BF6 120fps 出ない 原因(PS5/PC 別)」で悩んでいませんか?
バトルフィールド6(BF6)は美麗なグラフィックと大規模戦闘が魅力の最新作ですが、「120fpsで遊べない」「60fpsに固定される」といった声が多く見られます。
そこで本記事では、PS5とPCに分けて120fpsが出ない原因と解決方法を解説します。さらにベータ版特有の不具合や、発売後に改善される見込みについても整理しました。初心者〜中級ゲーマーでも理解しやすいよう、具体的な設定手順とチェックポイントを紹介します。
BF6と120fpsの前提(PS5/PCの対応状況)

バトルフィールド6(BF6)は最新のFrostbiteエンジンを採用しており、従来作以上に高精細なビジュアルと膨大なオブジェクト描写が特徴です。
こうした処理はGPUとCPUの両方に大きな負荷をかけるため、120fpsを安定して出せるかどうかはハードウェアの世代・最適化状況・表示機器の仕様に強く依存します。
PS5側の前提
PS5はハードウェアとして「4K/120Hz」出力を公式サポートしていますが、120fpsで遊ぶには複数の条件が揃わなければなりません。
- ゲーム側が120fpsモードを実装していること:開発側がパフォーマンス優先モードを用意しなければ、PS5の性能があっても60fps止まりになります。
- モニターやテレビが120Hz入力対応:4Kテレビの中には60Hzまでしか対応していないモデルも多く、HDMI 2.1ポートを備えていなければ120Hz表示はできません。
- 解像度とfpsのトレードオフ:PS5無印では“解像度重視のネイティブ4K”を維持しながら120fpsを実現するのは難しく、多くのタイトルでは1080pや1440pに解像度を落としたうえで120fpsを狙う構成になっています。
- PS5 Proとの違い:ProモデルはGPU性能が大幅に強化されており、BF6ベータ検証でも90〜120fps帯を実際に計測した例があります。一方、無印PS5はベータ段階で80〜90fps台が多く、完全な120fps維持は難しいとされています。
PC側の前提
PC版は、構成によってフレームレートの伸び方が大きく変わります。
- GPU性能依存度が高い:RTX 4070以上のクラスであれば1440p高設定でも120fpsを狙えますが、RTX 3060 Ti〜3070クラスでは描画負荷が重い場面でfpsが落ち込みやすいです。
- アップスケーリング技術:BF6はDLSS(NVIDIA)、FSR(AMD)、XeSS(Intel)に対応しています。ベータではDLSS/DLAAの項目が一時的に消える不具合もありましたが、通常はこれらを利用することで高画質のまま120fpsに近づけることが可能です。
- CPU負荷も無視できない:128人対戦や広大なマップではCPUのマルチスレッド処理が重要になります。特に物理演算や爆発描写が重なる場面では、GPUよりCPUがボトルネックとなってfpsが伸びないケースもあります。
- リフレッシュレート設定:OS(Windows)の設定で120Hz以上にしていないと、いくらGPUが余力を持っていてもfpsは60で頭打ちになります。ここが「120fps出ない」と悩むユーザーの典型的な落とし穴です。
ベータ版特有の要素
現在(2025年8月時点)のオープンベータでは最適化が完全ではなく、以下のような一時的な制限が報告されています。
- DLSSやDLAAがメニューから消える
- 60Hzで固定される現象(フルスクリーン排他で改善する場合あり)
- Intel Arc GPUでクラッシュや動作不良が頻発
これらは製品版で改善される見込みですが、ベータ参加者にとっては「120fps出ない原因」と直結しているため注意が必要です。
PS5でBF6が120fps出ない原因と対処法

PS5は「4K/120Hz出力」に対応しているものの、実際にBF6で120fpsを体感するためには複数の条件が揃う必要があります。単に「性能不足」だけが原因ではなく、モニター・ケーブル・設定・ゲーム側仕様のいずれかが欠けているだけで60fps止まりになってしまうケースが多いです。
以下では原因と対処を詳しく見ていきましょう。
1. テレビ・モニター環境の問題
- 120Hz非対応ディスプレイ
→ 一部の4Kテレビは「60Hzまで対応」しかなく、仕様上120fpsは出ません。購入前に「HDMI2.1」「120Hz入力対応」の表記を確認する必要があります。 - HDMIケーブルの規格不足
→ PS5標準付属のHDMIケーブルは2.1規格ですが、市販の古いケーブルや延長ケーブルを使うと帯域不足で120Hzが表示されないことがあります。推奨は「Ultra High Speed HDMI」認証品。 - テレビ側の設定
→ TVやモニターには「ゲームモード」「PCモード」が存在し、これを有効にしないと内部処理でリフレッシュレートが制限されます。モーション補間やノイズ低減をオフにすることも必須です。
2. PS5本体の設定不足
- 「120Hz出力」がOFFになっている
→ 「設定」>「スクリーンとビデオ」>「映像出力」で「120Hz出力」を【自動】に変更しましょう。デフォルトで「オフ」や「標準」になっていると切り替わりません。 - ゲームプリセットが画質優先のまま
→ 「設定」>「セーブデータとゲーム/アプリ設定」>「ゲームプリセット」で「パフォーマンス優先」を選択。これを忘れるとBF6側が自動的に60fpsモードを選んでしまいます。 - VRR(可変リフレッシュレート)の相性
→ VRRは基本的にONが推奨ですが、環境によっては120Hz切替時に不安定になるケースもあります。fpsが頭打ちしているときは一時的にVRRをオフにして挙動を確認してください。
3. BF6ゲーム内の設定
- パフォーマンスモードを選択していない
→ BF6には「パフォーマンス優先」と「画質優先」のモードが用意される見込みです。高解像度重視の画質モードでは60fps上限、パフォーマンス優先モードで初めて120fpsを狙えます。 - 解像度スケーリングの自動調整
→ PS5版BF6では内部解像度を動的に変更してフレームレートを稼ぐ仕組みがあります。重いシーンでfpsが落ちるのは仕様であり、常時120fps固定は難しい可能性がある点を理解しておきましょう。
4. PS5無印とProの性能差
- PS5無印
→ ベータ検証では80〜90fps前後に収まる場面が多く、完全な120fps固定は難しいとされています。負荷の軽いシーンでは100fps以上に達することもありますが、大規模戦闘では伸び悩みやすいです。 - PS5 Pro
→ GPUが強化され、120fps常用の可能性が大幅に高まっています。実際、ベータ版ではProで90〜120fps帯を計測した例があり、最適化次第で安定運用できると期待されています。
5. ベータ版特有の不具合
- 60Hzロック問題
→ ベータ版では一部ユーザー環境で強制的に60Hzに固定される現象が確認されています。今後のパッチで修正される見込みです。 - UI表示の不安定さ
→ ベータでは「120Hz設定」が反映されているのにfpsカウンターが上がらない事例も報告されています。実際にモニターのOSD表示で確認することが確実です。
まとめ(PS5編)
PS5で「BF6が120fps出ない」ときは、①テレビ/モニターの対応、②HDMIケーブル、③PS5の120Hz・パフォーマンス設定、④BF6内のモード選択、⑤Pro/無印の性能差の5点を順にチェックするのが最短です。
特に「120fpsが有効になっているのに出力が60Hz止まり」という場合は、ケーブル・TV設定かベータ特有の不具合が原因であることがほとんどです。
PCでBF6が120fps出ない原因と対処法

PC版のBF6は、GPUやCPU性能、モニター設定、ドライバーの安定性など、多数の要素がフレームレートに影響します。
「60fpsから上がらない」「fpsは出ているはずなのにモニター表示が60Hz止まり」といった悩みは珍しくありません。ここでは代表的な原因と対策を詳しく見ていきましょう。
1. リフレッシュレート設定の不備(最も多い落とし穴)
- Windows側の設定
・「設定」>「ディスプレイ」>「詳細表示設定」で対象モニターが120Hz以上になっているかを確認
・多くの場合、初期状態では「60Hz」に設定されているため、fpsが伸びても映像は60fpsに制限されてしまいます。 - GPUコントロールパネルの設定
・NVIDIAコントロールパネル>「解像度の変更」で120/144/165Hzを選択
・AMD Radeon設定>「ディスプレイ」でも同様にリフレッシュレートを手動で設定 - フルスクリーン vs ボーダーレス
・ベータ版では「ボーダーレスフルスクリーン」だと60Hzに固定される現象が報告されています。必ず「排他フルスクリーン」で起動してください。
2. GPU性能不足・設定の最適化不足
BF6は描画負荷が高いため、GPUの性能が足りなければ120fpsは出ません。
- 推奨GPUの目安
・1080p/120fps:RTX 3060 Ti / RX 6700 XT 以上
・1440p/120fps:RTX 4070 / RX 7800 XT 以上
・4K/120fps:RTX 4080 / RX 7900 XT 以上が現実的 - 重い設定項目(fpsに直結)
・シャドウ品質
・反射(Screen Space Reflections)
・ボリュームライティング・グローバルイルミネーション
これらを下げるだけで20〜30fps改善するケースも多いです。 - アップスケーリングの活用
・NVIDIA DLSS、AMD FSR、Intel XeSSを有効にすることで、内部解像度を下げつつ見た目を保ちながらfpsを稼げます。
3. CPUボトルネック
BF6は大規模戦闘や物理演算が多いため、CPU依存度も高いです。
- 症状
・GPU使用率が低いのにfpsが出ない
・爆発や大人数戦闘時に急激にfpsが落ちる - 対策
・バックグラウンドでの録画ソフトやブラウザを終了
・描画距離・物理オブジェクト密度・破壊表現を下げる
・最低でも6コア12スレッド以上(例:Ryzen 5 5600X / i5-12400以上)が推奨
4. ドライバー・互換性の問題
- 最新ドライバー更新
・GeForce Driver、Radeon Software、Intel Arc Driverを必ず最新へ更新 - Intel Arcの既知不具合
・ベータ版で「クラッシュ」「描画バグ」「読み込み不良」が多数報告されています。フルスクリーン/ウィンドウ切替や互換モードでの一時回避が有効。恒久対策は今後のドライバー更新待ちです。
5. ベータ版特有の不具合
- DLSS/DLAAがメニューから消える
→ 再起動・設定ファイルのリセットで復旧する場合あり。根本的にはパッチ修正を待つ必要があります。 - 60Hzロック
→ 排他フルスクリーンで改善することが多い - fpsカウンターの表示不具合
→ 実際には120fps以上出ていても、表示が60fpsで固定されるケースあり。必ずモニターのOSDで実測を確認することを推奨。
6. 発熱・電源管理による性能低下
- GPU/CPUのサーマルスロットリング
・温度が高すぎるとクロックが落ちfpsが頭打ちになります。ケース内のエアフローや冷却を改善してください。 - 電源プラン
・Windows電源設定を「高パフォーマンス」に変更
・ノートPCでは必ずAC電源接続を前提とする
まとめ(PC編)
PCで「BF6が120fps出ない」原因は多岐にわたりますが、①リフレッシュレート設定 → ②GPU/CPUの最適化 → ③ドライバー更新 → ④ベータ既知不具合の確認の順で潰していくのが効率的です。
特に「60Hzロック」は多くのユーザーが陥る典型的な落とし穴であり、まずはここを確認しましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q. 無印PS5で120fps固定できますか?
-
A. 無印PS5では80〜90fps前後が多く、完全固定は難しいケースが多いです。PS5 Proなら120fps常用の可能性があります。
- Q. PCで60fpsから上がりません。
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A. WindowsやGPUのリフレッシュレート設定を確認し、必ず120Hzに設定してください。ベータ版ではフルスクリーンで改善する場合があります。
- Q. Intel Arcで頻繁に落ちます。
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A. Arcシリーズはベータ版で不具合が報告されています。互換設定やフルスクリーン切替で回避し、最新ドライバー更新を待ちましょう。
- Q. HDMIケーブルはどれを使えば良いですか?
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A. 「Ultra High Speed HDMI」認証のHDMI 2.1ケーブルを推奨します。
- Q. 推奨スペックで120fpsは狙えますか?
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A. 1440p/60fpsはミドル構成で可能ですが、120fpsは描画設定を最適化しつつDLSS/FSR/XeSSを活用する必要があります。