任天堂の2024年3月期第1四半期の業績が発表されました。売上総利益が前年同期と比べて52.3%増となるなど、数々の成功要素が影響しているようです。この記事では、決算の詳細について深掘りします。ゲーム業界や任天堂ファン必見の内容が盛りだくさんです!
▼参考記事
任天堂は、“2024年3月期 第1四半期 決算短信”を2023年8月3日に発表。経営成績などの概況や今後の見通しなどを公開している。
『ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム』の大ヒット
『ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム』は2023年8月3日の発表で1851万本の販売を記録している事がわかりました。新作の登場により、Nintendo Switch(有機ELモデル)の販売台数も大幅に伸びています。
ゼルダファンにとっては嬉しいニュースですね~!
けん引力が際立つタイトル
- 販売台数:1851万本
- Nintendo Switchの販売も牽引
- ハードウェア販売台数の増加
この好調な販売は、Nintendo SwitchのソフトウェアやNintendo Switch(有機ELモデル)の販売割合の増加にも影響しているようです。
映画『スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の成功
映画『スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のコンテンツ収入が計上され、前年同期と比べて伸びていることも明らかになりました。
映画がゲーム業界に与えた影響
- 全世界興行収入:13億4900万ドル(2023年7月26日時点)
- ゲーム原作の映画として歴代1位、アニメーション映画として歴代2位
- 『マリオカート8 デラックス』などマリオ関連タイトルも好調
さらに、映画の公開で確認できた様々な効果を受け、今後も映像関連の取り組みに注力していく方針です。
販売割合の変動とその影響
売上総利益率は-2.9%減となりましたが、これにはいくつかの要因があるようです。
主な増減要因の解析
- ハードの売上高比率やデジタル売上高比率が下落
- 利益率の低いNintendo Switch(有機ELモデル)の販売割合が高まったこと
デジタルビジネスも好調で、前年同期と比べて売上高は35.9%増加となりました。
年間プレイユーザーの拡大
2022年7月~2023年6月のユーザー数は過去最大の1億1600万を上回ったとのことです。
ユーザー拡大の背景
- ゲームのバリエーション増
- 映画などのコラボ効果
- 自社ソフトウェアの販売本数増加(第1四半期でNintendo Switch発売以来の最大水準)
まとめ: 未来への展望
今後も映像関連の取り組みに注力し、さまざまな国や地域での『スーパーマリオ』というIPに対する愛着を持ってもらう基盤づくりを進める方針です。グッズなどの幅広い分野でポジティブな効果が期待できそうです。
以上、任天堂の2024年3月期第1四半期決算の分析でした。新作ゲームのヒットや映画の成功など、今後の業績拡大に向けた布石が散りばめられている様子が見て取れます。
ゲームファンはもちろん、ビジネスの観点からも非常に興味深い内容でしたね。