結論から言うと、VALORANTで240Hzを本気で使うなら、Ryzen 7 9700X+GeForce RTX 5060 Ti+32GBデュアルチャネルが本命です。
予算を抑えるならRyzen 5 7500F+RTX 5060+16GBデュアルチャネルから240fpsを狙えます。ただし、重い場面まで240fpsを下回らないことを保証する構成ではありません。
360Hzを優先するなら、Ryzen 7 9800X3Dクラス+RTX 5060 Ti以上+32GBデュアルチャネルが目安です。VALORANT以外の重いゲームやWQHDも遊ぶならRTX 5070まで上げる意味があります。
Riot Gamesが公開している公式スペックは「144fps以上」までです。240fps・360fps向けの公式推奨構成はありません。本記事の構成は購入候補であり、特定fpsを保証するものではありません。
30秒で分かる結論
| 目的 | CPUの目安 | GPUの目安 | メモリ | 判断 |
|---|---|---|---|---|
| 安く240fpsを狙う | Ryzen 5 7500Fクラス | RTX 5060 | 16GB、8GB×2 | 混戦時の低下は許容する |
| 240Hzを本命にする | Ryzen 7 9700Xクラス | RTX 5060 Ti | 32GB、16GB×2 | 価格と高fpsの余裕を両立しやすい |
| 360Hzを優先する | Ryzen 7 9800X3D/9850X3Dクラス | RTX 5060 Ti〜RTX 5070 | 32GB、16GB×2 | CPU優先。RTX 5070は他ゲームにも有効 |
| 配信・録画も行う | Ryzen 7 9700X以上 | RTX 5060 Ti以上 | 32GB以上 | 同時起動分の余裕を確保する |
迷ったときの2択
240HzはRyzen 7 9700X+RTX 5060 Ti、360HzはRyzen 7 9800X3D+RTX 5070を基準にすると選びやすくなります。
VALORANT公式スペックは144fps以上まで
Riot Gamesの公式ページでは、最低30fps、推奨60fps、ハイエンド144fps以上の3段階が公開されています。
| 公式区分 | CPU | GPU |
|---|---|---|
| 30fps | Core i3-540/Athlon 200GE | Intel HD 4000/Radeon R5 220 |
| 60fps | Core i3-4150/Ryzen 3 1200 | GeForce GT 730/Radeon R7 240 |
| 144fps以上 | Core i5-9400F/Ryzen 5 2600X | GTX 1050 Ti/Radeon R7 370/Intel Arc A310 |
必要メモリは4GB、必要VRAMは1GBと案内されています。Windows 11ではTPM 2.0とUEFI Secure Bootの有効化も必要です。
VALORANT自体は比較的軽い一方、「144fps以上」には240fpsも360fpsもまとめられています。公式表だけでは、高リフレッシュレート用PCを選び切れません。
240Hzと360Hzの差は1フレーム1.39ms
リフレッシュレートから1回の更新間隔を計算すると、違いを冷静に判断できます。
240Hzから360Hzに上げると、1秒間に必要なフレームは50%増えます。短くなる更新間隔は約1.39msです。
入力機器、ゲーム処理、レンダリング、モニター応答を含む遅延のうち、表示更新の理論上の差です。
144Hzから240Hzでは約2.78ms短くなります。240Hzから360Hzは競技性を詰めたい人向けで、先にCPU、メモリ2枚構成、モニター設定を整える価値が高い範囲です。
NVIDIAは144Hz・240Hz・360Hzモニターに対して、144fps・240fps・360fpsを推奨する案内を掲載しています。ただし、GPUベンダーの一般ガイドであり、Riot Gamesの必要スペックではありません。
240fps・360fpsでGPUよりCPUを先に見る理由
フルHDの低〜中設定では、GPUが1枚を描く時間が短くなります。すると、次のフレームを準備するCPU側のゲーム処理やメモリ転送が上限になりやすくなります。
VALORANTだけをフルHDで遊ぶPCに上位GPUを載せても、CPUが同じならfpsの下限が期待ほど伸びない場合があります。RTX 5080へ上げる前に、Ryzen 7 9700XからX3D系CPUへ予算を回す方が目的に合うケースがあります。
240Hz向けのCPU・GPU
予算重視ならRyzen 5 7500F+RTX 5060が入口です。フルHDの競技設定で平均240fpsを狙う構成ですが、アビリティーが重なる場面やバックグラウンド処理まで含めた240fps維持は条件付きです。
本命はRyzen 7 9700X+RTX 5060 Tiです。GPUを必要以上に上げず、CPUと32GBデュアルチャネルへ予算を配分できます。
360Hz向けのCPU・GPU
360HzではRyzen 7 9800X3Dまたは9850X3Dクラスを優先します。GPUはVALORANTだけならRTX 5060 Tiが候補ですが、現行BTOの総額、保証、他ゲーム用途まで比べるとRTX 5070構成が安い場合もあります。
「RTX 5070なら360fps固定」とは言えません。360fpsを下回る瞬間まで減らしたいなら、同じマップと設定で1% Lowを測る必要があります。
メモリは容量より先に2枚構成を確認
16GBでもVALORANT単体は動かせます。ただし、8GB×2または16GB×2のデュアルチャネルを優先してください。
ブラウザ、Discord、録画、配信を同時に使うなら32GBがおすすめです。32GBはRiot公式の必要条件ではなく、同時作業と余裕のための推奨です。
SSDは1TBあれば選びやすい
SSD容量を増やしても、戦闘中のfpsが直接上がるわけではありません。VALORANT以外のゲーム、録画ファイル、Windowsの空き容量まで考えると1TBが使いやすい基準です。
「狙える」と「維持」は分けて判断する
| 表現 | 本記事の判定基準 |
|---|---|
| 狙える | 平均fpsが目標へ届く可能性がある。1% Lowは目標未満でも含む |
| 安定候補 | 目標より高い平均fpsと下限の余裕を作りやすい構成。保証ではない |
| 維持できる | 同一条件の複数回計測で1% Lowも目標以上だった場合だけ使う |
| 固定 | 一瞬も下回らない意味になりやすいため、実測なしでは使わない |
平均500fpsでも1% Lowが280fpsなら、360Hzを常に使い切る状態ではありません。商品ページや動画では、計測区間、1% Low、解像度、画質、CPU、メモリ構成まで確認してください。
再現しやすい計測方法
- フルHDと普段使う画質設定を固定する
- Windows、GPUドライバー、VALORANTの版を記録する
- 射撃場の同じ動作とデスマッチ3試合を測る
- ゲーム内のクライアントfpsとフレームタイムを表示する
- 平均fpsと1% Lowを分けて保存する
- Discord、録画、配信ありの条件も別に測る
パッチ13.05では、一部アビリティーでクライアント側のフレームレートが低下する不具合の修正も案内されました。パッチ差を無視して、別時期のfpsを単純比較しない方が安全です。
VALORANT向けおすすめゲーミングPC4選
価格は2026年9月9日に各社の販売・構成選択ページで確認しました。キャンペーン、パーツ在庫、送料地域で変わるため、購入直前に公式ページで再確認してください。
| 用途 | モデル | CPU/GPU | メモリ/SSD | 確認総額 | 保証・納期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 20万円前後で始める | MDL Ryzen 5 7500F × RTX 5060 | Ryzen 5 7500F/RTX 5060 8GB | 16GB、8GB×2/1TB | 193,100円 | 1年/10〜26営業日目安 |
| 240Hzの本命 | STORM GKG-97X56Ti8 | Ryzen 7 9700X/RTX 5060 Ti 8GB | 32GB、16GB×2/1TB | 325,000円 | 1年/1〜7営業日出荷目安 |
| 360Hzの本命 | STORM GKG-98X3D57 | Ryzen 7 9800X3D/RTX 5070 12GB | 32GB、16GB×2/1TB | 410,000円 | 1年/1〜7営業日出荷目安 |
| 保証重視の360Hz候補 | Mouse NEXTGEAR HD-A7G6T | Ryzen 7 9800X3D/RTX 5060 Ti 16GB | 32GB、16GB×2/1TB | 424,800円 | 3年/約4営業日出荷表示 |
MDLは一律送料3,300円を加算。STORMは本州、四国、北海道、九州のBTO送料2,200円を加算しました。沖縄・離島は別料金です。Mouseは確認時に送料無料表示でした。
MDL Ryzen 5 7500F × RTX 5060
送料込み193,100円
20万円前後で240fpsを狙い始めたい人向けです。標準価格189,800円に送料3,300円を加えています。
- CPU:Ryzen 5 7500F
- GPU:GeForce RTX 5060 8GB
- メモリ:16GB、8GB×2のデュアルチャネル
- SSD:確認時は1TB無償増量を選択済み
- 電源:650W 80PLUS Bronze
- 保証・納期:1年、10〜26営業日出荷目安
弱点は、Ryzen 7 9700XやX3D系よりCPUの余裕が小さいことです。240Hzを常に使い切るより、価格を抑えて高fps環境へ入るモデルと考えましょう。
32GBへの変更は確認時48,800円追加で、送料込み241,900円です。VALORANT単体なら16GBのまま始め、配信や編集が必要なら32GBを比較する方が合理的です。
Wi-Fi・Bluetoothは標準非搭載でした。有線LANを使わない場合は購入時に追加してください。
確認時の商品説明には「CPUにRyzen7を採用」という整合しない一文がありました。商品名、選択画面、仕様表はRyzen 5 7500Fですが、注文確定前にCPU欄を確認してください。
STORM GKG-97X56Ti8
32GB変更・送料込み325,000円
Ryzen 7 9700XとRTX 5060 Ti 8GBの組み合わせです。標準は16GB×1なので、本記事では32GB、16GB×2へ変更しました。
- CPU:Ryzen 7 9700X
- GPU:GeForce RTX 5060 Ti 8GB
- メモリ:32GB、16GB×2へ変更
- SSD:1TB NVMe
- 基板・電源:B850M Wi-Fi/Bluetooth、850W Gold
- 冷却:240mm簡易水冷
- 保証・納期:1年、1〜7営業日出荷目安
VALORANTだけならRTX 5060 Ti 8GBでもVRAM不足を心配しにくい構成です。重い新作をWQHD高画質で長く遊ぶ予定なら、16GB版やRTX 5070も比較してください。
STORM公式で構成を見る
STORM GKG-98X3D57
32GB変更・送料込み410,000円
Ryzen 7 9800X3DとRTX 5070 12GBを搭載します。標準16GB×1から32GB、16GB×2へ変更した価格は407,800円でした。
- CPU:Ryzen 7 9800X3D
- GPU:GeForce RTX 5070 12GB
- メモリ:32GB、16GB×2へ変更
- SSD:1TB NVMe
- 電源:850W 80PLUS Gold
- 保証・納期:1年、1〜7営業日出荷目安
VALORANTのフルHDだけならGPU予算は大きめです。ただし、WQHD、Apex Legends、重量級ゲーム、配信まで1台でこなすならRTX 5070の余裕を活かせます。
240Hz本命との総額差は85,000円です。240Hzから360Hzの更新間隔差は約1.39msなので、その差額を払う価値があるかは競技性と他ゲーム用途で判断してください。
STORM公式で構成を見る
Mouse NEXTGEAR HD-A7G6T
送料無料424,800円
Ryzen 7 9800X3D、RTX 5060 Ti 16GB、32GBデュアルチャネル、1TB SSDを標準搭載します。
- CPU:Ryzen 7 9800X3D
- GPU:GeForce RTX 5060 Ti 16GB
- メモリ:32GB、16GB×2
- SSD:1TB NVMe Gen4×4
- 保証:3年間センドバック修理保証
- サポート:24時間365日電話対応
- 送料・納期:送料無料、約4営業日出荷表示
STORMの360Hz本命より14,800円高く、GPUは一段下です。一方、保証期間と相談窓口を重視する人には選ぶ理由があります。
Mouse公式で構成を見る予算と用途で選ぶならこの順番
予算20万円前後
MDLのRyzen 5 7500F+RTX 5060を選びます。16GBでも2枚構成なので、VALORANT単体を始める条件は整っています。
浮いた予算は240Hzモニター、マウス、マウスパッドへ回した方が環境全体を完成させやすいです。240fpsの下限を厳しく求める人には向きません。
予算30万〜35万円
STORMのRyzen 7 9700X+RTX 5060 Tiを32GBへ変更した構成が本命です。VALORANT向けのCPUと、他のフルHDゲームにも使いやすいGPUのバランスが取れています。
予算40万円前後
360Hzを優先し、他ゲームも遊ぶならSTORMのRyzen 7 9800X3D+RTX 5070です。保証の長さを優先するならMouseの9800X3D+RTX 5060 Ti 16GBを選びます。
PC本体だけで予算を使い切らず、360Hzモニター代も残してください。
PCを買った後に確認する5項目
- Windowsの詳細ディスプレイ設定で240Hzまたは360Hzを選ぶ
- モニターの最大Hzに対応するDisplayPortやHDMI端子を使う
- VALORANTをフルHDで起動し、普段使う画質へ固定する
- GeForce環境ではゲーム内のNVIDIA Reflexを比較する
- fps上限、VRR、垂直同期は目的別にテストして決める
モニターを接続しただけでは、Windowsが60Hzのままになっていることがあります。360HzはDisplayPortのみ対応という製品もあるため、端子ごとの上限を説明書で確認してください。
NVIDIAはVALORANTにおけるReflexの遅延低減データを公開していますが、RTX 5070、フルHD最高設定、Reflex有効という同社条件の結果です。自分のPCでも同じ割合になる保証ではありません。
ネット回線の遅延と描画fpsは別の指標です。有線LANは通信の安定に役立ちますが、CPUが作るフレーム数そのものを増やす機能ではありません。
参考:NVIDIA「Frames Win Games: VALORANT」
筆者環境と記事の限界
筆者はRTX 5070、メモリ32GB、SSD 2TB、27インチ高リフレッシュレートモニターの環境で、VALORANT、Apex Legends、オーバーウォッチ2などを遊んでいます。
ゲーム中にブラウザや録画を併用するため、メモリとSSDの余裕は実用面で役立っています。一方、本記事の4台を同じCPU、マップ、パッチで実機比較したわけではありません。
再現条件が揃っていない個人のfpsを、製品性能の証拠として掲載することは避けました。購入後に実測を追加する場合は、前述の計測方法で平均fpsと1% Lowを併記します。
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よくある質問
VALORANTで240fpsを出すにはRTX 5070が必要ですか?
必要とは限りません。 フルHDの競技設定ならRTX 5060〜RTX 5060 Tiを候補にし、CPUとデュアルチャネルメモリを優先した方が予算を使いやすいです。
RTX 5070はWQHDや重いゲームも遊ぶ人に向いています。
RTX 5060で360fpsは出ますか?
平均360fpsへ届く場面はあり得ますが、360fps維持をGPU名だけで保証できません。 CPU、メモリ、画質、マップ、パッチ、バックグラウンド処理で1% Lowが変わります。
360Hzを重視するなら、RTX 5060をRTX 5070へ上げる前にX3D系CPUと32GBの2枚構成を検討してください。
240fpsと240Hzは同じですか?
違います。 fpsはPCが1秒間に作るフレーム数、Hzはモニターが1秒間に画面を更新できる回数です。
PCが240fpsを出してもモニターが144Hzなら、240回の完全な更新を表示できません。逆に240HzモニターでもPC側が120fpsなら、毎回新しいフレームにはなりません。
360fpsなら必ず撃ち合いが強くなりますか?
必ず強くなるわけではありません。 表示更新の間隔は短くなりますが、エイム、判断、回線、マウス遅延も結果へ影響します。
240Hzから360Hzの理論上の更新間隔差は約1.39msです。価格差と自分の競技レベルを合わせて考えてください。
メモリは16GBと32GBのどちらがいいですか?
VALORANT単体なら16GBでも候補です。 ただし、必ず2枚構成を確認してください。
Discord、ブラウザ、録画、配信を併用するなら32GBが使いやすいです。
240fpsを維持できないと240Hzモニターは無駄ですか?
無駄とは限りません。 平均が240fps前後でも144Hzより高い更新を使える場面があり、将来のPC更新にも残せます。
PC本体を削りすぎて平均fpsまで低くなるなら、144〜180Hzモニターとの総額比較も合理的です。
ノートPCでも360Hz環境を作れますか?
可能な製品はありますが、同名GPUでも電力設定と冷却で性能が変わります。 外部モニターの端子が360Hz出力へ対応するかも確認してください。
本記事の推奨は、性能条件を確認しやすいデスクトップBTOを前提にしています。
まとめ
240Hz本命:Ryzen 7 9700X+RTX 5060 Ti+32GBデュアルチャネル
360Hz本命:Ryzen 7 9800X3Dクラス+RTX 5060 Ti〜RTX 5070+32GBデュアルチャネル
予算重視ならRyzen 5 7500F+RTX 5060+16GBデュアルチャネルから始められます。VALORANTだけならGPUを上げすぎず、CPUとメモリの下限対策へ予算を回すのがポイントです。
240Hzから360Hzで短くなる更新間隔は約1.39msです。この差を得るために、PC本体、360Hzモニター、設定確認まで含めた総額を払う価値があるかで決めましょう。
Riot Gamesは240fps・360fps向け公式構成を公開していません。本記事の構成は購入候補であり、特定fpsの保証ではありません。価格、在庫、構成、送料、保証、納期を公式販売ページで再確認してください。
参考・確認元
- Riot Games「VALORANT スペック」
- Riot Games「VALORANT パッチノート 13.05」
- NVIDIA「Frames Win Games」
- NVIDIA「Frames Win Games: VALORANT」
- MDL「Ryzen 5 7500F × RTX 5060」
- MDL「ご利用ガイド」
- STORM「GKG-97X56Ti8」
- STORM「GKG-98X3D57」
- STORM「ご利用ガイド」
- Mouse「NEXTGEAR HD-A7G6T」
価格・販売状況・構成の最終確認日:2026年9月9日。大型パッチ、セール終了、販売終了時に更新します。
