Overwatchで144fpsを安定させるならRyzen 5 7500F+GeForce RTX 5060、240fpsの下振れまで抑えたいならRyzen 7 9700X+RTX 5060 Ti+メモリ32GBが目安です。
ただし「平均240fps」と「混戦でも常に240fpsを割らない」は同じではありません。本記事では平均値だけでPCを選ばず、1% Low、CPUの余裕、メモリのデュアルチャネルまで含めて判断します。
なお、2026年に公式タイトルから「2」が外れ、現在の名称はOverwatch(オーバーウォッチ)です。検索では「OW2」も広く使われているため、本記事では旧称を必要な箇所だけ併記します。
Overwatchで144fps・240fpsを狙う結論
| 遊び方 | CPU・GPUの目安 | メモリ | 判断 |
|---|---|---|---|
| FHD・144fps安定 | Ryzen 5 7500F+RTX 5060 | 16GB(8GB×2)以上 | 価格と余裕のバランスがよい |
| FHD・240fpsを狙う | Ryzen 5 7500F+RTX 5060 | 16GB(8GB×2)以上 | 競技設定向け。混戦時の低下は許容 |
| FHD・240fpsの下振れを抑える | Ryzen 7 9700X+RTX 5060 Ti | 32GB(16GB×2) | 配信やブラウザ併用にも余裕 |
| WQHD・240fpsや重いゲームも遊ぶ | Ryzen 7 9700X以上+RTX 5070級 | 32GB | OWだけなら過剰になりやすい |
迷ったら:FHDのOWが中心なら、まずRTX 5060構成を基準にしてください。240Hzモニターを活かしつつ、配信や別の重量級ゲームも視野に入れる場合だけRTX 5060 Ti以上へ広げると、過剰投資を避けやすくなります。
公式の必要スペックは240fpsの基準ではない
Steamの公式ストアに掲載されたシステム要件は、最低がCore i3/Phenom X3 8650、GTX 600シリーズ/Radeon HD 7000シリーズ、メモリ6GBです。推奨はCore i7またはRyzen 5、GTX 1060/GTX 1650など、メモリ8GB、空き容量50GBです。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64-bit | Windows 10 64-bit |
| CPU | Core i3/Phenom X3 8650 | Core i7/Ryzen 5 |
| GPU | GTX 600/Radeon HD 7000シリーズ | GTX 1060/GTX 1650、R9 380/RX 6400、Arc A770 |
| メモリ | 6GB | 8GB |
| ストレージ | 空き50GB | 空き50GB |
これはゲームを起動して一般的に遊ぶための目安です。解像度、画質、目標fpsが指定されていないため、144fpsや240fps用の購入基準にはできません。公式推奨を満たすだけの古い構成と、240fps向けの現行BTOには大きな差があります。
144Hzと240Hzの差は小さいが、競技では無視できない
1フレームの表示間隔は60Hzで約16.67ms、144Hzで約6.94ms、240Hzで約4.17msです。144Hzから240Hzへ上げた理論上の差は1フレームあたり約2.78ms。60Hzから144Hzほど劇的ではありませんが、トラッキングや視点移動の滑らかさを詰めたいプレイヤーには意味があります。
| リフレッシュレート | 1フレームの時間 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 60Hz | 約16.67ms | カジュアル中心 |
| 144Hz | 約6.94ms | 初めて高リフレッシュレートへ移行する人 |
| 240Hz | 約4.17ms | 競技プレイで滑らかさと入力遅延を詰めたい人 |
「240fps安定」は平均値だけで決めない
ベンチマークの平均が240fpsを超えても、複数のアルティメットが重なる場面で180fpsまで落ちるなら、体感は一定ではありません。そこで見るべきなのが、遅い側の1%を平均した1% Lowと、フレームが出る間隔を示すフレームタイムです。
- 240fpsを狙える:実戦平均が240fps付近またはそれ以上
- 実用上安定:大半の場面が240fps付近で、1% Lowの落ち込みと引っかかりが小さい
- 厳密な240fps維持:実戦の1% Lowまで240fps以上。マップ、ヒーロー、パッチで負荷が変わるためBTOの仕様だけでは保証できない
既存の検証では、FHD最高設定の訓練場でRTX 4060が平均253fps、RTX 4060 Tiが平均284fpsという例があります。ただし訓練場の平均値であり、実戦の1% Lowは示されていません。この記事ではこの数値を「クラス選定の参考」にとどめ、240fps維持の保証には使いません。
fps別のおすすめ構成
Ryzen 5 7500F+RTX 5060
競技設定なら余裕を持ちやすい構成です。OW以外の人気FPSも遊びやすく、予算をモニターやマウスへ回せます。
Ryzen 5 7500F+RTX 5060
低~中設定で平均240fpsを狙う価格重視案です。混戦時の下振れまで厳しく見るなら次の構成へ上げます。
Ryzen 7 9700X+RTX 5060 Ti
CPU側の余力と32GBデュアルチャネルを確保。Discord、ブラウザ、録画を同時に動かす人にも向きます。
FHDの競技設定ではCPUとメモリ構成も効く
解像度と画質を下げるほどGPU負荷が軽くなり、CPUが次のフレームを準備する速度が相対的に重要になります。RTX 5060 TiからRTX 5070へGPUだけを上げても、CPU側で頭打ちなら240fpsの下振れ改善は小さくなります。
また、メモリは容量だけでなく2枚構成か確認してください。16GB×1のシングルチャネルは増設しやすい反面、高fps域の最低値で不利になることがあります。240fps安定候補では16GB×2の32GBを推奨します。
筆者環境との比較:当サイトではRTX 5070、メモリ32GB、SSD 2TBのPCでOverwatchなどを遊んでいます。録画や別の重いゲームまで考えると快適ですが、FHDのOWだけで240fpsを狙う用途ならRTX 5070は必須ではありません。この実体験からも、用途をOW単体に絞るならGPU予算を抑える判断が合理的です。
現行販売中のおすすめBTOゲーミングPC
指定されたBTOショップの現行ページを確認し、2026年9月12日時点で販売中の3台に絞りました。価格は構成変更やキャンペーンで変動します。購入直前にメモリ枚数、SSD容量、送料を必ず再確認してください。
| モデル | 主な構成 | 確認価格 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| MDL Ryzen 5 7500F×RTX 5060 | 7500F/RTX 5060 8GB/DDR5 16GB | 本体189,800円。送料等は注文画面確認 | 144fps安定、予算重視で240fpsを狙う |
| STORM GKG-97X56Ti8 | 9700X/RTX 5060 Ti 8GB/1TB | 標準289,800円。32GB変更後は再計算 | 240fpsの下振れを抑えたい |
| Mouse NEXTGEAR HD-A7G6T | 9700X/RTX 5060 Ti 16GB/32GB/1TB | 384,800円・送料無料 | 3年保証とサポート重視 |
MDL Ryzen 5 7500F × RTX 5060
- 向く人:FHD・144fpsを安定させたい人、設定を調整して240fpsを狙いたい人
- 強み:DDR5の16GBデュアルチャネルで、構成のバランスがよい
- 注意:SSDは選択内容を確認。長く使うなら1TBを推奨
STORM GKG-97X56Ti8
- 向く人:混戦時の下振れを抑え、録画や通話も併用したい人
- 強み:Ryzen 7 9700X、RTX 5060 Ti、1TB SSD、B850Mを搭載
- 注意:標準メモリは16GB×1。購入時に16GB×2の32GBへ変更を推奨
Mouse NEXTGEAR HD-A7G6T
- 向く人:初期費用より3年保証と24時間365日の電話サポートを優先する人
- 強み:9700X、RTX 5060 Ti 16GB、32GB、1TBを最初から搭載
- 注意:OWのfpsだけで比べると割高。サポート込みの価格と考える
価格の読み方:同じRTX 5060 Tiでも、保証期間、電源、冷却、ケース、無線機能で価格は変わります。OWのfpsだけならMDLかSTORM、故障時の安心まで買うならMouseという選び分けが明確です。
RTX 5070やRyzen 7 9800X3Dは必要か
FHDでOverwatchだけを240Hz表示するなら、原則として必要ありません。RTX 5070以上へ上げるより、RTX 5060 Tiまでに抑えてCPU、32GBデュアルチャネル、240Hzモニターへ予算を回したほうが体験を整えやすいからです。
一方、WQHDで高画質240fpsを狙う、360Hzへ進む、配信の高画質化や動画編集を行う、最新の重量級ゲームも遊ぶなら上位GPUやX3D系CPUが選択肢になります。将来性という言葉だけで上位へ行かず、次の2~3年で実際に使う用途があるかで決めてください。
購入後に240fpsが出ないときの確認項目
- Windowsのリフレッシュレート:ディスプレイ設定が60Hzのままになっていないか確認する
- ケーブルと端子:モニターが240Hz表示に対応するDisplayPort/HDMI接続になっているか確認する
- ゲーム内上限:フレームレート上限が144fps以下に設定されていないか確認する
- 描画設定:まずFHD、レンダースケール100%、影や反射などを低めにして基準を取る
- 同期設定:遅延優先ならV-SYNCをオフにし、NVIDIA環境ではReflexを有効化して比較する
- バックグラウンド:ブラウザ、録画、オーバーレイを一度止め、CPU・GPU使用率と温度を見る
- 実戦計測:訓練場だけでなくリプレイや実戦で平均fps、1% Low、フレームタイムを測る
設定名や配置はアップデートで変わる場合があります。一度に複数項目を変えず、同じリプレイまたは近い条件で1項目ずつ比較すると原因を特定しやすくなります。
よくある質問
RTX 5060でOverwatchは240fps出ますか?
FHDの競技設定なら240fpsを狙える構成です。ただしCPU、マップ、集団戦、バックグラウンド処理で下振れします。厳密な維持を求めるなら9700X+RTX 5060 Ti+32GBを基準にしてください。
144fpsと240fpsではどちらがおすすめですか?
初めてPC版へ移行するなら144fps、すでに144Hzを使い競技性を詰めたいなら240fpsがおすすめです。差は約2.78msなので、予算を大きく削ってまで全員が240Hzへ進む必要はありません。
メモリ16GBで足りますか?
Overwatch単体なら16GBで足ります。ただしDiscord、ブラウザ、録画を同時に使うなら32GBが安心です。容量に加えて8GB×2または16GB×2のデュアルチャネルか確認してください。
SSDを速くするとfpsは上がりますか?
SSDを高速化しても通常は平均fpsを大きく上げません。ロード時間や空き容量には効くため、Windowsや他ゲームも含めるなら1TBを推奨します。
240Hzモニターがないと240fpsは無駄ですか?
画面に240回すべてを表示するには240Hzモニターが必要です。高fpsは入力更新面で利点が残る場合もありますが、体感を完成させるならPCとモニターをセットで考えてください。
関連記事
まとめ:OWだけなら上位GPUより構成バランス
FHD・144fpsならRyzen 5 7500F+RTX 5060が堅実です。240fpsを価格重視で狙う場合も同構成から始められます。混戦時の下振れ、録画、通話まで重視するならRyzen 7 9700X+RTX 5060 Ti+32GBへ上げてください。
大切なのは「RTX 5070なら安心」と上位GPUだけで決めないことです。OWは比較的軽い一方、高fps域ではCPUとメモリ構成の影響が目立ちます。目標解像度、実戦の1% Low、同時に使うアプリを先に決めれば、オーバースペックを避けながら240Hz環境を整えられます。
最終判断:安く144fps+240fps挑戦ならMDL、実戦の下振れ対策なら32GBへ変更したSTORM、長期保証と電話サポートならMouseです。
参照した一次情報・検証情報
- 公式名称・2026年展開:Blizzard Entertainment「ディレクターの視点:『OW』の新たな夜明け」
- システム要件:Steam Overwatch公式ストア
- 比較ベンチマーク:Clock Up Core「オーバーウォッチ2」GPU別検証(訓練場平均値の限界を明記して参照)
- 商品情報:各BTOメーカー公式商品ページを2026年9月12日に確認
※fpsはCPU、GPU、メモリ、ドライバー、温度、マップ、パッチ、設定で変動します。本記事は特定のフレームレートを保証するものではありません。価格・在庫・納期は購入時点の表示を優先してください。
