
6月2日に格ゲーの金字塔、ストリートファイター6が発売されましたね。1991年に登場したスト2は格ゲーブームを引き起こし、社会現象にまでなりました。そのシリーズ最新作がついに登場という事で感想などをまとめていきます。

本作は格ゲー初心者にもおすすめできる作りになっており、注目を集めてます。
ストリートファイター6:待望の新作
まずは今作から登場した「ワールドツアー」について触れていきます。
「ワールドツアー」の魅力とは?
ゲームスタイル:オープンワールドと格闘の融合
ワールドツアーモードは、オープンワールドと格闘ゲームが融合したようなスタイルです。ストーリーを進めるためにキャラクターを操作し、街中でエンカウントした敵と1対1で戦うという形式。アクションRPGに近い感覚で楽しめます。
キャラクリエイト:主人公作りの楽しさ
また、最初に主人公をキャラクリエイトで作り、そのキャラクターで進行します。格闘ゲームの基本を教えてくれるため、初めてでも楽しくプレイできます。ワールドツアーは、様々な敵と戦いながら、格闘ゲームの基本を体得できます。例えば「投げを基本にする」「しゃがみでガードする」など、基本的な操作から丁寧に教えてくれます。
あくまでゲーム:強化システムも楽しい
さらに、レベルアップやスキル振り分けなど、ゲーム的な要素も盛り込まれています。強くなる過程が自分の操作技術だけでなく、ゲーム内での進行にも影響を及ぼすため、遊びながら自然と上達します。
初心者から上級者まで:全てのゲーマーに対する配慮
格闘ゲームが得意な人から見ると、少し単純なモードかもしれません。しかし、それは選択肢の一つであり、その一方で、ストリートファイター6は真剣に1対1の対戦を楽しむための「アーケードモード」や「オンライン対戦」も備えています。これらのモードでは、従来のストリートファイターと同様に高度なテクニックや戦略が求められ、上級者にも満足のいくプレイが可能です。
グラフィックと音楽:世界観を盛り上げる
また、ストリートファイター6のグラフィックと音楽も素晴らしいです。街の風景、キャラクターのデザイン、エフェクト、すべてが進化しています。そして、戦闘シーンで流れるエキサイティングな音楽は、プレイヤーをより深くゲームの世界に引き込みます。ストリートファイター6は、一部の新しい試み、例えばオープンワールド要素やRPG的なシステムを導入することで、新規プレイヤーや格闘ゲームに不慣れな人々にも楽しんでもらえるようになっています。同時に、細部まで練り上げられた戦闘システムや、従来のファンを喜ばせる要素も忘れていません。
ストリートファイター6の魅力:路地裏の戦いが緻密に再現
ストリートファイターというタイトル通り、路地裏や市街地での戦いが中心となる本作。そのバトルフィールドは細部まで緻密に作り込まれています。路地裏の壁の質感、ゴミ箱の陰影、遠くの街並みまで、本当にそこにいるかのような感覚を味わえます。
- マップのリアルな再現
- ディテールへのこだわり
- 細かい環境要素
ただ戦闘を楽しむだけでなく、こうした背景のディテールに目を向けてみると新たな楽しみがあります。
多数のプレイアブルキャラクターとのコミュニケーション
大きな魅力としては、プレイアブルキャラクターがたくさんいること。キャラクターとのコミュニケーションを楽しむことができます。それぞれのキャラクターには個性や背景があり、そのキャラクターの魅力を感じられます。
- キャラクターとの会話や交流
- キャラクターごとの魅力や個性
- プレイヤーとキャラクターとの関係性の深化
キャラクターとのコミュニケーションを通じて、ゲームの世界により深く没頭することができます。
RPG要素:レベル差による戦略性と緊張感
ストリートファイター6にはRPGの要素も含まれています。敵の攻撃力や防御力がレベル差により変動し、戦略性や緊張感が増します。格闘ゲームが得意でない方でも、このRPG的な側面を楽しむことができます。
- レベル差による戦略性
- 戦闘の緊張感
- RPG要素による戦闘のバリエーション
こうしたRPG的な要素は、ゲームへの没頭感を高める一方で、苦手な方には一定の困難さを感じるかもしれません。
ストーリー展開:カプコンらしい安定感
ストーリーについては、カプコンのゲームとしては安定感があります。キャラクターたちの旅を描くストーリーは、「強さとは何か」について深く考えさせてくれます。
- キャラクターの旅とストーリーの展開
- カプコンらしいストーリーの安定感
- メッセージ性の強いテーマ
ただし、ストーリーはゲームのメインではなく、格闘ゲームやRPGの要素を楽しむための背景と考えていただくと良いでしょう。カプコンのゲームとしては、安定したストーリー展開を楽しむことができます。
ストリートファイター体験:身体に染み付くゲームの感覚
“ストリートファイター”という名の通り、このゲームは格闘ゲームの代表格とも言えます。しかし、そのプレイ感覚はただ闘うだけでなく、文字通り「身体に染み付く」ものがあります。
プレイで感じた変化
約20時間のプレイを経て、私が感じた変化はまさに「身体に染み付く」ものでした。初めてこのゲームに触れたとき、私は敵の攻撃に四苦八苦しながらも、やっとの思いで4レベルの敵を倒すことができました。しかし、プレイを重ねることで、6レベルの敵を倒せるようになり、ゲーム内の自分が成長していくのを実感しました。
- 初めてのプレイでは4レベルの敵しか倒せなかった
- しかし、時間をかけて6レベルの敵を倒せるようになった
これこそが、”ストリートファイター”が身体に染み付く感覚です。
「ワールドツアー」が魅せるゲームの奥深さ
そして、”ストリートファイター”が特に私の心を捉えたのが、「ワールドツアー」モードでした。これはストーリーモードのようなもので、私自身が格闘家となり、世界各地を巡りながら経験を積み上げるというものです。私がこのモードを20時間以上もプレイした結果、先ほど述べたような成長を実感できたのです。
- 「ワールドツアー」はストーリーモードのような存在
- プレイヤー自身が格闘家となり、世界を旅する
私が「ワールドツアー」を大成功と感じた理由は、実際のゲームプレイを通じて、「ストリートファイター」の楽しさを自然に学べる点にあります。トレーニングモードで教えてもらうのとは違い、実際の戦闘を通じて得た経験が、自分自身のスキルとして体得されるのです。
注意点:格闘ゲームとRPGのバランス
ただし、このゲームの「ワールドツアー」モードは格闘ゲームとRPG要素が融合したモードで、そのバランスが非常に重要です。一方でスキルとタイミングを要する緊張感あふれるバトル、他方で経験値を稼いで成長していくRPG要素。これら二つの要素が絶妙に組み合わさって、まるで自分自身が旅をしているかのような臨場感を生み出します。
- 格闘ゲームとRPG要素が融合
- 緊張感あるバトルと成長要素が絶妙に組み合わさる
しかし、これら二つの要素がうまくバランスを保つことは簡単なことではありません。プレイヤーの能力値が高すぎれば、ゲームが簡単すぎてつまらなくなってしまいます。逆に、能力値が低すぎれば、敵に勝つのが難しくなり、フラストレーションが溜まる可能性があります。
まとめ:ストリートファイターの魅力
以上の経験から、”ストリートファイター”の魅力は以下の3点に集約されると感じました。
- 体験を重ねることで、自分の技術が上達する実感を得られます。
- 「ワールドツアー」モードにより、実際のバトルを通じてゲームの深みを理解できます。
- 格闘ゲームとRPGのバランスがうまく取れている場合、非常に深いゲーム体験が得られます。
これらの要素は、”ストリートファイター”が長年にわたり人々を魅了し続ける理由の一部であると言えるでしょう。