BTOの「5万円OFF」「ブラックフライデー特価」を見ただけで、本当に安いと判断するのは早いです。
見るべきなのは値引額そのものではなく、 同じ型番が普段いくらだったのか 、さらに 他社のPCを同じ構成へそろえたとき総額はいくらになるのか です。
この記事では、セール表示に惑わされず「買う・見送る」を判断するための方法を、ブラックフライデーにも使える形で解説します。
BTOセールは 「表示価格」 「同一型番の過去価格」 「他社の同構成総額」 の3段階で確認します。
ブラックフライデーという名前だけで「過去最安」と判断しないことが重要です。
BTOブラックフライデーは「3つの安さ」で判断する
セールPCを見るときは、すべての「安い」を一緒に考えないことが重要です。
表示上の安さ
比較対照価格から現在価格へどれだけ下がっているか を確認します。
ここだけでは、他社より安いか、過去最安かまでは分かりません。
時系列の安さ
まったく同じ型番を過去に記録し、現在価格と比較 します。
シリーズ名ではなく、モデルコードまで保存するのがポイントです。
横比較の安さ
他社の候補を必要な構成へそろえた総額 で比較します。
SSD、保証、送料などの不足分も加えて比較します。
値引額は比較対象価格との差です。 他社より安い金額を示しているわけではありません。
○万円OFFだけではBTOセールが本当に安いか分からない
セールページでは値引額が最も目立ちます。
しかし購入者が本当に知りたいのは、 そのPCを今買うことが本当に得なのか です。
そのため、セール表示だけではなく、同一型番の価格履歴と他社の同構成総額を確認します。
購入判断としては、型番・構成・総支払額を自分で保存して比較する方法が分かりやすく実用的です。
ブラックフライデーの「最大○万円OFF」にも注意
「最大5万円OFF」と書かれていても、狙っているPCが5万円安くなるとは限りません。
対象モデルが限られていたり、時間帯によって対象製品が変わったりするケースもあります。
セール全体の最大値ではなく、自分が買う型番の価格を見ることが重要です。
2026年9月の販売中モデルで「表示価格」と本当の安さを分ける
実例として、2026年9月23日に公式販売ページで確認した G TUNE DG-A7G70 を見てみます。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | DGA7G70B6BFDW101DEC |
| CPU | Ryzen 7 9700X |
| GPU | GeForce RTX 5070 12GB |
| メモリ | 32GB(16GB×2) |
| SSD | 2TB NVMe SSD |
| CPU冷却 | 240mm水冷 |
| 無線 | Wi-Fi 6E+Bluetooth |
| 標準保証 | 3年間センドバック修理保証 |
| 価格表示 | 509,800円 → 449,900円 |
表示価格を見る限り、比較対象価格より安くなっています。
しかし、 「だから今が過去最安」「他社より最安」とは判断できません。
公式セールページでは509,800円から449,900円への価格表示があります。 ただし、 過去最安か、市場全体で安いかは別途比較が必要です。
ブラックフライデーまで待つべき?今買ってよい条件
ブラックフライデーはBTOが安くなる可能性のある大型セールですが、 全員が11月まで待つべきとは限りません。
| 状況 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 現在のPCが故障・性能不足 | 現在価格を比較して購入検討 | 数か月待つ機会損失が大きい |
| 欲しい構成がすでに予算内 | 同構成総額が安ければ購入候補 | セール名を待つ必要性が低い |
| 購入期限がない | 価格を保存して待つ | 時系列データを増やせる |
| 比較対象価格しか分からない | 急がず履歴を取る | 普段の実売価格を判断しにくい |
| ブラックフライデー直前 | 同一型番を保存して待つ | セール前後を直接比較できる |
「ブラックフライデーなら必ず安い」と決めず、現在価格と在庫の両方を確認してください。
BTOを「同構成総額」へそろえる7項目
ショップAが30万円、ショップBが28万円でも、 ショップBの方が2万円安いとは限りません。
CPU・GPUが同じでも、メモリ、SSD、冷却、保証などに差があるためです。
| 比較項目 | 見る内容 | 価格補正 |
|---|---|---|
| CPU | 正式型番・世代・末尾まで一致しているか | 原則として同一クラスで比較 |
| GPU | GPU名・VRAM容量 | 同じGPUクラスへそろえる |
| メモリ | 16GB/32GB、1枚構成か2枚構成か | 不足する場合は増設費用を加える |
| SSD | 500GB/1TB/2TB、NVMe規格 | 必要容量まで増量 |
| 電源・冷却 | 電源容量、80PLUS、空冷/水冷 | 必要な性能差は残して比較 |
| 通信 | Wi-Fi、Bluetooth | 必要なら追加費用へ算入 |
| 保証・送料 | 保証年数、修理条件、送料 | 希望条件へそろえて加算 |
本体価格 + 必須カスタマイズ + 送料 + 必要な保証 - 確実に使う特典価値
特に メモリ・SSD・保証 はBTOメーカーによって標準構成が違いやすく、価格差につながります。
CPUとGPUが同じという理由だけで「同スペック」と判断しないようにしましょう。
ブラックフライデー前にやっておく5STEP
セール商品を見てから構成を決めるのではなく、自分に必要な性能を先に決めておきます。
商品名だけではなく、モデルコードまで保存します。スクリーンショットも残しておくと比較しやすくなります。
CPU・GPU・メモリ・SSD・電源・保証を1セットとして記録します。
型番が変わっていた場合は、単純な値下げ比較には使いません。
最後に市場全体で見ても価格条件が良いのか確認します。
価格追跡はこの表だけ残せばOK
| 記録項目 | 通常時 | BF開始時 | BF終盤 |
|---|---|---|---|
| 確認日 | 入力 | 入力 | 入力 |
| 型番 | 入力 | 同じか確認 | 同じか確認 |
| 本体価格 | 入力 | 入力 | 入力 |
| CPU・GPU | 入力 | 変更確認 | 変更確認 |
| メモリ・SSD | 入力 | 変更確認 | 変更確認 |
| 保証・送料 | 入力 | 変更確認 | 変更確認 |
| クーポン | 入力 | 入力 | 入力 |
| 比較総額 | 計算 | 計算 | 計算 |
同じシリーズ名でもCPU・GPU・メモリなどが変更されていれば、別の商品として比較してください。
BTOセールで見落としやすい7つのポイント
「最大○万円OFF」が自分のモデルにも適用されるとは考えない
商品名だけではなく型番まで確認する
32GBでも16GB×2と32GB×1の違いを確認する
SSD容量が通常時より減っていないか確認する
保証年数と修理条件を見る
抽選ポイントを購入前から現金値引き扱いしない
送料と必須カスタマイズを最後に加える
現在販売中のセールモデル例
G TUNE DG-A7G70
Ryzen 7 9700X
GeForce RTX 5070 12GB
32GB DDR5
2TB NVMe SSD
240mm水冷CPUクーラー、750W電源、Wi-Fi 6E、Bluetoothを搭載。標準保証は3年間です。
セール価格だけで判断せず、同構成のRTX 5070搭載PCと総額を比較してください。
価格・在庫・構成・キャンペーン内容は変更されるため、購入直前に公式ページを再確認してください。
公式サイトで見る
関連記事
BTOセールを実際の製品で比較したい場合や、同じCPU・GPUなのに価格が違う理由を詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてください。
BTOセール・ブラックフライデーのFAQ
BTOのセールは本当に安いですか?
実際に値下げされるモデルはありますが、セールというだけで市場最安とは判断できません。
同一型番の過去価格と、他社を同構成へそろえた総額の両方を確認すると判断しやすくなります。
ブラックフライデーが1年で一番安いですか?
必ずしも1年の最安とは限りません。
対象商品、在庫、パーツ価格、モデルチェンジのタイミングなどで変わります。
「ブラックフライデー」という名前ではなく、同一型番の価格履歴を見ることが重要です。
何日前から価格を記録すればいいですか?
可能ならセール開始の1〜2週間前から記録すると比較しやすくなります。
さらに余裕がある場合は1か月程度追跡すると、一時的な価格変動も確認できます。
何社比較すればいいですか?
最初は3社程度で十分です。
価格重視のBTO、保証が充実したBTO、カスタマイズ性が高いBTOなど、特徴の違うメーカーを混ぜると価格差の理由が見えやすくなります。
ポイント還元は値引きとして計算していいですか?
現金値引きと完全に同じ扱いにはしない方が安全です。
期限内に確実に使用するポイントだけを比較総額から引きます。
抽選ポイントや条件付きポイントは、獲得が確定する前から値引きとして計算しない方が比較しやすくなります。
ブラックフライデー直前でも安ければ買っていいですか?
必要な構成を満たし、同構成総額が自分の購入ライン以下なら購入候補です。
ブラックフライデーを待つ間に、在庫切れやモデルチェンジが起きる場合もあります。
まとめ|ブラックフライデーの名前ではなく同構成総額を見る
・セール価格は「表示」「時系列」「横比較」の3段階で確認する
・「○万円OFF」だけで市場最安とは判断しない
・ブラックフライデー前に型番と構成を保存する
・CPU・GPUだけでなくメモリ、SSD、電源、保証、送料までそろえる
・同じ型番でなければ「以前より安い」と単純比較しない
・購入期限がなく価格履歴が少ないなら、記録しながら待つ
BTOセールで最も重要なのは、 派手な値引額ではありません。
自分に必要な構成を、実際にいくらで購入できるのか を見ることが重要です。
ブラックフライデーでも通常セールでも同じ方法で比較すれば、 「セールだから買う」のではなく、 価格そのものを見て購入・見送りを判断できるようになります。
BTOの価格・在庫・構成・キャンペーンは変更されます。 購入時は各メーカー公式ページの最新情報を必ず確認してください。
