NVIDIA Appのグラフィックス → プログラム設定 → 対象ゲームを開き、 最適化済みなら「元に戻す」を選択します。 その後ゲームを再起動し、FPSとゲーム内設定を確認します。
最適化は「できる限りFPSを高くする」機能ではありません。 NVIDIA公式ではOptimal Playable Settingsが狙うフレームレートについて、 ゲームごとに40~60fpsの範囲と説明しています。
NVIDIA Appで対象ゲームを開き「元に戻す」
ゲームを再起動して解像度・画質・DLSSなどを確認
同じ場所でFPSを比較し、まだ重ければ別原因へ進む
競技FPS向けに低~中画質で200fps以上を狙っていたPCへ、 NVIDIA側が画質を重視した推奨設定を適用すれば、故障していなくてもFPSが下がる可能性があります。
NVIDIA Appの最適化でFPSが下がるのは故障とは限らない
「最適化」と聞くと、ゲームが軽くなってFPSも上がる機能を想像しやすいと思います。 しかしNVIDIA Appが行う最適化は、単純な低画質化ではありません。
NVIDIAはGPUだけでなくCPUやディスプレイも考慮し、 対応ゲームに対して画質と性能のバランスを取った設定を提案しています。 DLSSやReflexなどのNVIDIA機能も対象になる場合があります。
そのため、自分で競技向けの軽い設定を作っていた人ほど 「最適化したのに前より重い」という逆転が起こりやすくなります。
あかね最適化は「高FPSモード」ではないのが一番大事。240Hzを狙っていた人ほど、NVIDIAのおすすめと自分の目的がズレることがあるよ。
なぜ「最適化」したのにFPSが下がるのか
NVIDIA公式FAQでは、Optimal Playable Settingsのターゲットフレームレートは ゲームごとに40~60fpsとされています。
たとえばOverwatch 2やVALORANTなどで240fpsを狙う人は、 あえて影やエフェクトを軽くし、描画負荷を抑えていることがあります。
ところがNVIDIA Appから見ればPCに性能の余裕があるため、 その余力を画質へ使う方が「画質と性能の良いバランス」 と判断される場合があります。
つまりFPSが下がったからといって、GPU性能そのものが低下したとは限りません。
最適化前後で優先して確認したい項目
| 確認項目 | FPSが下がる方向の変化例 | 確認する理由 |
|---|---|---|
| 解像度・レンダリング解像度 | FHDからWQHD、内部解像度の上昇など | 描画するピクセル数が増え、GPU負荷が大きく変わりやすい |
| 品質プリセット | 低・中設定から高・最高設定へ変更 | 影、反射、エフェクトなど複数項目が一度に重くなる場合がある |
| レイトレーシング | OFFからON、高品質化 | 対応タイトルではGPU負荷が大きく増える可能性がある |
| DLSS・アップスケーリング | PerformanceからQuality、または設定状態が変化 | 内部描画解像度が変わるためFPSと画質の両方へ影響する |
| フレーム生成 | 最適化前後で有効状態や方式が変わった | 表示FPSだけでなく遅延やゲーム側FPSとの関係も変わる |
| 影・反射・ボリューム | 低から高へ変更 | 重量級ゲームではGPU負荷へ強く影響しやすい |
| V-Sync・FPS上限 | 上限値が有効化された | 60・120・144fpsなど一定値で止まる場合に確認する |
注意:NVIDIA Appが上記すべてを毎回変更するわけではありません。 対象ゲーム・PC構成・Appバージョンによって推奨内容は異なるため、 実際の「ゲーム内設定」一覧とゲーム側の設定画面で差分を確認してください。


ゲームの最適化と「ドライバー設定」は分けて考える
複数の場所を同時に変更するとFPSが戻っても「どの設定が効いたのか」が分からなくなります。 最初は最適化だけを元へ戻し、それでも改善しない場合に次の原因へ進みましょう。
NVIDIA Appの最適化を元に戻す手順
ゲーム起動中は設定が正常に反映されない場合があるため、先に終了します。
プログラム設定の一覧から、FPSが下がったゲームを選びます。
NVIDIA Appによる最適化を解除し、未最適化状態へ戻します。
解像度、画質プリセット、DLSS、レイトレーシングなどをゲーム内で確認します。
FPSが戻れば、NVIDIA Appが適用したゲーム設定が原因だった可能性が高くなります。


NVIDIA App上で未最適化状態へ戻っても、自分が以前使っていた細かな設定値と完全に同じかはゲーム側で確認するのが安全です。 最適化前のスクリーンショットがある場合は、それを基準にしてください。
勝手に最適化されたくない場合は自動最適化をOFFにする
ゲーム設定を自分で管理したい人は、NVIDIA Appの設定画面にある 新しく追加されたゲームやアプリを自動的に最適化する設定も確認してください。
OFFにしておけば、競技FPS向けに自分で作った設定を維持しやすくなります。 NVIDIA Appのバージョンによって表記や配置が変わる場合があるため、 現在の設定画面を基準に確認してください。


最適化前・最適化後・元に戻した後を同じ場面で比較する
「なんとなく重くなった」で終わらせないために、 可能なら同じ場所でA:手動設定、B:NVIDIA最適化、C:元に戻した後の3状態を比較します。
| 記録項目 | A:最適化前 | B:最適化後 | C:元に戻す |
|---|---|---|---|
| 平均FPS | 約165fps | 約112fps | 約162fps |
| 1% Low | 約128fps | 約82fps | 約125fps |
| GPU使用率 | 約72% | 約96% | 約74% |
| 解像度 | 1920×1080 | 2560×1440 | 1920×1080 |
| 画質プリセット | 中 | 高 | 中 |
| DLSS | Balanced | Quality | Balanced |
| フレーム生成 | OFF | OFF | OFF |
| レイトレーシング | OFF | ON | OFF |



一度にDLSS、解像度、ドライバー設定まで全部変えると原因が消えます。まず「元に戻す」だけで比較するのが一番分かりやすいです。
「元に戻す」を押してもFPSが戻らない時の確認ポイント
最適化を解除してもFPSが戻らなければ、 NVIDIA Appによるゲーム設定以外へ原因を広げます。
| 症状 | 次に疑う場所 | 確認すること |
|---|---|---|
| 元に戻しても全く変化しない | NVIDIAゲームフィルター・録画 | フィルター、Instant Replay、録画を一度OFFにして比較 |
| 特定のゲームだけ重い | ゲームアップデート・設定ファイル | 最新パッチ、ゲーム内設定、シェーダー処理などを確認 |
| ドライバー更新後から複数ゲームが重い | GPUドライバー | 現在と更新前のドライバーバージョンを記録して切り分け |
| 60・120・144fpsなどで止まる | FPS上限・V-Sync | ゲーム側とドライバー側の上限設定を確認 |
| GPU使用率が大きく上がった | 解像度・画質 | 最適化前より描画負荷が上がっていないか確認 |
| GPU使用率が低いのにFPSも低い | CPU・FPS制限・別プロセス | CPU負荷、フレーム上限、常駐アプリを切り分け |
NVIDIA Appそのものをアンインストールする前に切り分ける
一方で同じ検証では、ShadowPlay録画で約2~3%、 一部のゲームフィルターではタイトル・フィルターによって数%~約10%のFPS低下が確認されています。
この数値は特定のPCとゲームで行われた第三者検証結果です。 すべてのPCで同じ割合だけ低下するという意味ではありません。
したがって「NVIDIA Appが入っているから重い」とすぐアンインストールするより、 最適化設定 → フィルター → 録画 → ドライバーの順に分けて確認する方が原因を特定しやすくなります。
NVIDIA公式が案内している確認項目
NVIDIA公式サポートでは最適化後にゲームの性能や画質が悪い場合、 ゲームを最新パッチへ更新し、最新ドライバーを確認したうえで、 サードパーティ製ツールやバックグラウンドアプリを停止するよう案内しています。
2026年10月22日時点のGame Ready Driverは621.01 WHQLです。 ただし「最新へ更新すれば必ず直る」とは限りません。 問題がドライバー更新直後から始まった場合は、更新前のバージョンも残しておくと切り分けやすくなります。
よくある質問
関連記事|設定を戻してもFPSが低い場合はこちら
参考にした情報
GPU・CPU・ディスプレイを基にしたゲーム設定最適化の仕組みを確認。
Optimal Playable Settingsの40~60fpsという基準を確認。
ゲーム更新、ドライバー、バックグラウンドアプリなど公式対処を確認。
11.0.9系の現行機能を確認。
2026年10月21日公開のドライバー情報を確認。
App本体、オーバーレイ、録画、ゲームフィルターの性能差を第三者検証として参照。
まとめ|FPSが下がったら買い替えより先に最適化を戻す
NVIDIAの最適化はFPS最大化ではなく画質とのバランスを取る仕組みです。 公式のターゲットはゲームごとに40~60fpsなので、 144Hz・240Hz以上を狙う競技設定とは目的が合わないことがあります。
元に戻してFPSが改善すれば設定差が原因だった可能性が高くなります。 改善しない場合はゲームフィルター、録画、ドライバー、ゲームアップデートなどを 一つずつ切り分けてください。











