2026年10月21日確認
BTOの延長保証は必要?1年・3年の違いと保証料・送料・自己負担を比較
BTOパソコンを購入するとき「3年保証へ延長した方が安心なのか」「数万円払うほどの価値があるのか」で迷う人は少なくありません。
BTOの延長保証は全員に必要ではありません。
3年以上使う予定で、突然の修理費を避けたい人、自分で故障箇所を特定して部品交換するのが難しい人は3年保証との相性が良いです。
一方で1~2年程度で買い替える予定があり、自分で部品交換できる人や、保証料と同額以上を修理予備費として残せる人なら1年保証も合理的です。
ただし「1年か3年か」だけを見て決めるのはおすすめしません。同じ3年保証でも、部品代・作業料・送料・事故故障・保証上限はBTOごとに異なります。
| 判断材料 | 3年保証を検討しやすい | 1年でも判断しやすい |
|---|---|---|
| 使用予定 | 3年以上使う | 1~2年で買い替える |
| 故障時 | メーカーへ任せたい | 自分で切り分け・交換できる |
| 突然の出費 | できるだけ避けたい | 修理予備費を用意できる |
| 予備PC | ない | 代替機がある |
| 保証料金 | 総額を見ても許容できる | 保証分を構成へ回したい |
BTOの延長保証は「1年か3年か」だけで決めない
延長保証を比較するときに見るべき項目は5つあります。
3年保証へ25,000円払うなら、加入しなければ同じ25,000円を修理予備費として残せます。どちらを選ぶと自分にとって安心なのかを比較していきます。
なお「3年延長保証」は、標準1年に3年を足して合計4年になるという意味ではないケースが一般的です。標準1年+延長2年で購入から合計3年間となるプランが多いため、注文画面で総保証期間を確認してください。
あかね「3年」という数字より、“2~3年目に壊れたとき何円を自分で払うのか”を見ると判断しやすくなります。
主要BTOの1年・3年保証を同じ条件で比較
ここでは期間だけではなく、保証料金・部品代・作業料・送料・自己負担を同じ軸で比較します。
| BTO | 標準保証 | 3年保証・追加料金 | 部品代 | 作業料 | 修理発送 | 特に注意する点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| マウスコンピューター G TUNE / NEXTGEAR |
原則3年無償 ※一部対象外 |
標準3年対象なら追加0円 | 保証対象の自然故障なら原則保証 | 保証範囲内なら原則保証 | センドバック等、選択した修理方式の条件を確認 | 購入モデルが3年無償保証対象か最終確認 |
| @Sycom | 1年 | 3年:8万円超は本体価格の5% 8万円以下は定額 |
保証対象なら保証 | 保証対象なら保証 | 初期期間後は発送側の送料負担あり | 保証限度は購入価格100%。購入後の追加不可 |
| TSUKUMO eX.computer |
1年 | 3年:本体価格帯ごとの定額制 | 保証規定の範囲で保証 | 保証規定の範囲で保証 | 発送側負担が残る | 自然故障だけでなく一部の外来事故も対象。修理不能時の扱いも確認 |
| arkhive | 1年 | 3年:通常本体価格の10% | 自然故障なら保証 | 自然故障なら保証 | 発送は利用者負担、返送はショップ側 | 落下・水濡れなど物理的故障は対象外 |
| パソコンショップSEVEN | 1年 | 3年:8万円以上は10% 8万円未満は定額 |
保証対象なら保証 | 保証対象なら保証 | 発送は利用者負担、返送はショップ側 | 保証限度は購入価格100% |
| FRONTIER | シリーズにより異なる | 対象デスクトップのプレミアム保証:3年・10% FREX∀Rは標準3年の現行モデルあり |
保証対象なら保証 | 保証対象なら保証 | 発送時の利用者負担あり。初期期間は条件が異なる | FRONTIER全製品が標準1年ではない |
| STORM | 1年 | 安心サポート追加パックで2~3年目をサポート | 2~3年目は利用者負担 | 対象期間は作業料をSTORM側が負担 | 発送時の利用者負担あり | 一般的な「部品代込み3年保証」とは別物 |
「3年保証」という表記だけでは判断できません。たとえばマウスコンピューターのように標準3年のBTOもあれば、@Sycomのように約5%、arkhive・SEVEN・FRONTIERの対象保証のように約10%を追加する仕組みもあります。
またSTORMは2~3年目も作業料は抑えられますが、交換部品代は自分で支払うため、他社の3年保証と料金だけを比べると判断を誤りやすくなります。
25万円のPCなら保証へ払う金額はいくら?修理予備費と比較
ここからが本記事独自の比較です。
延長保証へ加入しなければ、その保証料金と同じ金額を「将来の修理予備費」として残せます。25万円前後のゲーミングPCを例に比較してみましょう。
| BTO | 25万円前後での追加保証料 | 加入しない場合に残せる修理予備費 | 考え方 |
|---|---|---|---|
| マウスコンピューター | 0円 標準3年対象モデル |
0円 | 同価格帯なら標準3年がそのまま強みになる |
| @Sycom | 約12,500円 | 約12,500円 | 5%で対象修理の部品・作業費リスクを移せる |
| TSUKUMO | 12,650円前後 該当価格帯の場合 |
12,650円前後 | 約5%級。事故故障を含む保証範囲も比較材料 |
| arkhive | 約25,000円 | 約25,000円 | 10%を払って自然故障時の部品・作業費リスクを移す |
| SEVEN | 約25,000円 | 約25,000円 | 約10%。保証込み総額で他社と比較したい |
| FRONTIER | 約25,000円 10%の対象プランの場合 |
約25,000円 | FREX∀Rなど標準3年モデルとの総額比較も必要 |
| STORM | 他社の「部品代込み3年保証」と単純比較しない | 2~3年目は交換部品代が自己負担 | |
25,000円を保証へ払えば、その25,000円は確実に支出します。一方で加入しなければ25,000円を手元へ残せますが、実際の故障で部品代や作業料が25,000円を超える可能性もあります。
どちらが得になる確率を故障率から推測するのではなく、自分が突然負担できる金額を基準に決める方が再現性の高い判断方法です。
保証終了後は「部品代だけ」では済まないこともある
保証なしで修理する場合、交換部品以外に診断・作業料金や送料が加わるケースがあります。
@Sycomでは2026年10月19日以降受付分について、保証期間終了後の修理で修理作業料9,900円+交換部品代などが発生します。
SEVENでも保証外修理は診断・見積料金、交換部品、送料などを考慮する必要があります。
STORM公式の説明例でも、マザーボード交換では通常保証外の場合に基本料・作業料・部品代が加わり、安心サポート加入時でも交換用パーツ代は利用者負担となっています。


延長保証が必要な人・1年保証でもよい人
3年保証を優先したい人
- 購入したPCを3年以上使う予定
- 20~30万円以上のPCを初めて購入する
- 故障箇所を自力で特定するのが難しい
- 突然のまとまった修理費を避けたい
- 保証料金が本体総額に対して許容範囲
1年保証でも判断しやすい人
- 1~2年程度で買い替える可能性が高い
- GPU・メモリ・SSDなどを自分で交換できる
- 故障時に使える予備PCがある
- 保証料金相当を修理予備費として確保できる
- 保証よりPC構成へ予算を使いたい
保証料が5%と10%では判断を変えたい
当サイトでは、故障率を推測して「何%以下なら得」とは判断しません。その代わり、PC本体に対して保証料が何%なのかを総額比較の目安として使います。
標準3年なら大きな比較材料。同価格・同構成なら保証込み総額で有利になりやすい。
3年以上使うなら比較しやすい水準。部品・作業料・上限まで確認して判断。
高額PCでは数万円になるため、標準3年の他社PCとの総額比較を先に行いたい。
たとえば25万円のPCなら5%は約12,500円、10%なら約25,000円です。
10%だから不要という意味ではありません。欲しい構成がそのBTOにしかない場合や保証範囲が自分の用途に合うなら加入する価値はあります。ただし、保証だけで25,000円増えるなら「最初から標準3年の別メーカーを選ぶと総額はいくらか」まで比較した方が失敗しにくくなります。
購入前はこの5ステップで延長保証を決める
-
購入予定モデルの標準保証年数を確認する
現在は標準3年のBTOもあるため、最初から「延長が必要」と考えない。 -
保証料を本体価格に対する割合へ直す
12,500円だけを見るのではなく、25万円に対して5%など割合も見る。 -
部品代と作業料の両方が無料になるか確認する
STORMのように作業料と部品代の扱いが異なるサービスもある。 -
送料・物損・上限・改造条件を確認する
「保証期間内=完全0円」とは限らない。 -
保証込みの支払総額で他社と比較する
本体が安くても保証を加えると順位が逆転する場合がある。
保証の要否が決まったら、本体価格だけではなくメモリ・SSD・送料・保証料金を含めた「実際の購入総額」で比較してください。
保証込みのBTO総額を比較する保証条件から比較しやすいBTO候補





「保証料10%なら即不要」ではなく、標準3年の他社へ変えた場合の総額まで比べるのがポイントです。
延長保証へ入る前に知っておきたい注意点
落下・水濡れ・火災・雷・誤った取り扱い・改造・データ消失などは、一般的な自然故障保証では対象外になる場合があります。
また修理時の発送送料や梱包材、保証上限を超えた金額など、保証期間中でも利用者側の負担が残るケースがあります。
BTOの延長保証でよくある疑問
Q. 3年保証へ入れば購入から4年間保証されますか?
基本的には違います。「標準1年+延長2年=合計3年」とするBTOが多いため、注文画面に表示される総保証期間を確認してください。
Q. 3年保証は必ず有料ですか?
いいえ。マウスコンピューターのG TUNE・NEXTGEARなどは3年無償保証を掲げています。FRONTIERのFREX∀Rも標準3年です。モデルによる例外があるため購入ページで最終確認してください。
Q. 水濡れや落下も3年保証なら直してもらえますか?
一般的な自然故障保証では対象外になることがあります。TSUKUMOの延長保証のように一定の事故を対象とするものもあるため、「3年」という期間ではなく保証原因まで確認してください。
Q. 延長保証はPCを買った後でも追加できますか?
BTOによって異なります。@Sycomなど購入時のみ加入できるサービスがある一方、TSUKUMOには購入後一定期間まで申し込める制度があります。後から入るつもりなら期限を先に確認しておきましょう。
Q. 自分でメモリやSSDを交換すると保証はなくなりますか?
一律ではありません。増設部品そのものや増設作業が原因の故障は対象外となる場合があります。修理時に出荷時構成へ戻すことを求めるBTOもあるため、頻繁にカスタマイズする人は保証規定を確認してください。
Q. SSDが故障した場合、中のデータも保証されますか?
修理保証とデータ保証は別です。SSDなどの部品が保証対象でも、保存データの復旧まで保証されるとは限りません。重要なデータはクラウドや別ストレージへバックアップしておく必要があります。
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まとめ:延長保証は「何年」より「何円の負担を避けたいか」で決める
3年以上使い、突然の修理費を避けたいなら3年保証を優先。
一方で、自分で修理や部品交換ができ、保証料と同額以上を修理予備費として残せるなら1年保証も合理的です。
特に25万円のPCで保証料が5%なら約12,500円、10%なら約25,000円になります。保証料が大きくなるほど、加入するかどうかだけでなく標準3年保証の別BTOへ変更した場合の総額まで比べてください。
最後に「本体+メモリ・SSD+送料+保証」を足し、自分が実際に支払う総額でPCを選べば、保証だけを見て損得を判断する失敗を減らせます。
保証制度・料金・対象範囲は変更される場合があります。購入時は必ず各モデルの注文画面および最新保証規定を確認してください。
参照:マウスコンピューター公式保証案内、@Sycom延長保証・修理規定、TSUKUMO eX.computer延長保証、arkhive延長保証、パソコンショップSEVEN保証規定、FRONTIERプレミアム保証・FREX∀R保証規定、STORM安心サポート追加パック。
マウスコンピューター公式 / @Sycom公式 / TSUKUMO公式 / arkhive公式 / SEVEN公式 / FRONTIER公式 / STORM公式













