増設しやすいゲーミングPCおすすめ4選|ケース・電源・空きスロットで比較

ゲーミングPCを長く使うなら、購入時のCPUやGPU性能だけでなく、購入後にメモリ・SSD・GPUを交換しやすい構成を選ぶことが大切です。

結論からいうと、増設しやすさを重視するなら、ATXマザーボードを採用したミドルタワー以上のBTOが有力です。ただし、ケースが大きいだけでは十分ではありません。空きスロット、GPU対応長、電源容量、M.2とPCIeの共有条件まで確認する必要があります。

この記事の結論
  • 総合:@Sycom G-Master Spear 2 X870A
  • 空きM.2重視:FRONTIER FRGBZ890/A
  • 価格と構成のバランス:G-GEAR GE7A-K261/BH
  • 電源の余裕:arkhive Gaming Custom GC-A7R97R
増設しやすいゲーミングPCの6つの条件

結論:増設しやすさで選ぶおすすめBTO 4選

モデル 増設面の強み 標準電源 向いている人
@Sycom G-Master Spear 2 X870A 部品型番が明確。ATX、M.2×3、SATA×4、7拡張スロット 850W Gold 互換性を確認しながら長く使いたい人
FRONTIER FRGBZ890/A メモリ2基、M.2 3基、PCIe 3基の空きが明記 850W Platinum 空きスロット数を重視する人
G-GEAR GE7A-K261/BH ATXマザーと空きドライブベイを備える 750W Gold 段階的に増設したい人
arkhive GC-A7R97R 1200W電源と追加M.2選択肢 1200W Gold ハイエンド構成を長期運用したい人

価格と標準パーツは2026年7月20日の確認内容です。BTOはキャンペーンや在庫で構成が変わるため、注文画面で最終確認してください。

ATXミドルタワー内部の拡張スペース

比較前に知っておきたい「増設しやすい」の条件

  • ケース:将来のGPUが収まり、作業スペースがある
  • 電源:容量とコネクタに余裕があり、標準ATX電源なら交換しやすい
  • マザーボード:ATXで部品型番や仕様が公開されている
  • メモリ:4スロット中2スロットが空いている
  • ストレージ:M.2が2基以上あり、追加用スロットが残る
  • PCIe:大型GPUを装着しても必要なスロットが使える

スロットの「数」と「同時に使える数」は別です。M.2 SSDを追加するとSATA端子やPCIeスロットが無効になるマザーボードもあります。

アシスタント忍

空きスロットの数だけでなく、同時に使えるかも確認するんですね

あかね

ミドルタワーなら全部同じではないの。GPU対応長とマザーボード型番まで見よう

目次

現行4モデルをケース・電源・空きスロットで比較

総合:@Sycom G-Master Spear 2 X870A

ケース、マザーボード、電源の型番が公開されており、購入前に互換性を確認しやすいモデルです。標準のASRock X870 Pro-A WiFiはメモリ4スロット、M.2 3基、SATA 4基を備えます。

標準構成の目安Ryzen 7 9700X、RTX 5060 Ti 16GB、メモリ32GB、SSD 1TB
マザーボードASRock X870 Pro-A WiFi、ATX
ケースFractal Design Epoch。前面ファン使用時はGPU長372mmまで
電源850W、80 PLUS Gold、ATX 3.1、フルモジュラー

M.2_2使用時のSATA無効化や、PCIeスロットとUSB4の帯域共有があります。複数の拡張カードを使う場合はマザーボードのマニュアルも確認してください。

空きM.2重視:FRONTIER FRGBZ890/A

標準1TB SSD使用時でもM.2スロットが3基空いており、ゲーム用、動画用、作業用とSSDを分けたい人に向きます。

価格449,800円
標準構成Core Ultra 7 270K Plus、GeForce RTX 5070 Ti、メモリ32GB、SSD 1TB
空きメモリ2基、M.2 3基、PCIe 3基
ケース232×493×496mm
電源850W、80 PLUS Platinum

大型GPUは隣接スロットを物理的に覆うことがあります。将来さらに消費電力の大きいGPUへ交換する予定なら、1000W以上の選択肢も比較します。

価格と構成のバランス:G-GEAR GE7A-K261/BH

ASUS TUF GAMING B850-PLUS WIFIを採用したATXモデルです。メモリは4スロット中2スロットが空き、3.5インチと2.5インチのドライブベイも各2基空いています。

価格389,800円
標準構成Ryzen 7 9700X、GeForce RTX 5070 Ti、メモリ32GB、SSD 1TB
M.2全3基。標準SSD使用時は通常2基が追加候補
空きPCIePCIe 4.0 x16形状×1、PCIe 4.0 x1×2
電源750W、ATX 3.1、80 PLUS Gold

M.2_3を使用すると副PCIe x16スロットが無効になります。SSDを3台使うのか、キャプチャーボードを使うのかで優先順位を決めましょう。

電源の余裕:arkhive Gaming Custom GC-A7R97R

Ryzen 7 9850X3DとRadeon RX 9070 XTを組み合わせた高性能モデルです。確認時のカスタマイズ画面では1200WのATX 3.1電源が標準選択されていました。

価格489,800円
標準構成Ryzen 7 9850X3D、Radeon RX 9070 XT、メモリ32GB、SSD 2TB
マザーボード確認時はASRock X870 Steel Legend WiFi
M.2全3基。標準SSDのほか追加M.2を2台選択可能
電源1200W、ATX 3.1、PCIe 5.1、80 PLUS Gold

電源の余裕は大きい一方で、標準パーツはキャンペーンで変わることがあります。注文画面の型番を保存しておきましょう。カスタマイズ画面を見る

ケース・電源・マザーボードの確認方法

ケースは外寸よりGPU対応長を見る

ミドルタワーという名称だけでは、将来のGPUが入るか判断できません。GPUの最大長、厚さ、前面ラジエーター装着時の最大長、CPUクーラーの高さを確認します。

同じケースでも前面ファンをラジエーターへ交換すると、GPU用の奥行きが短くなる場合があります。

電源は容量・規格・コネクタを分けて見る

電源容量はW数だけで判断しません。ATX 3.1対応、12V-2×6などのGPU用コネクタ、ケーブルの本数も確認します。

80 PLUSは主に変換効率の認証です。 GoldやPlatinumだけで、品質や将来のGPU互換性がすべて決まるわけではありません。

モジュラー電源とGPU補助電源の確認ポイント

マザーボードは型番がわかるモデルを優先する

チップセット名だけでは、M.2の数やPCIeの配線まで判断できません。正確な型番が公開されていれば、メモリ、M.2、SATA、PCIe、共有レーン、BIOS情報を確認できます。

購入前の5ステップ

  1. 標準構成で使われているスロットを数える
  2. 将来追加したいメモリ、SSD、GPUを書き出す
  3. マザーボードの仕様書で共有レーンを確認する
  4. ケースのGPU対応長と電源コネクタを確認する
  5. 増設後の保証条件をBTOショップへ確認する

商品ページ、カスタマイズ画面、マザーボード仕様書の3つを保存しておくと、購入後の確認が楽になります。

増設しやすいゲーミングPCの購入前チェックフロー

メモリ・SSD・GPUの増設タイミング

メモリ

32GBで不足しないなら、すぐに増設する必要はありません。動画編集、配信、仮想環境などで使用量が上限に近づいたときが目安です。

異なる製品やロットの混在で安定性が変わる場合があります。問題が出たときは、大容量2枚組への交換も検討します。

SSD

空き容量が20%前後を下回る状態が続く前に追加を検討します。M.2ヒートシンク、対応世代、共有レーンを確認してください。

GPU

画質を下げても目標フレームレートへ届かないときや、VRAM不足が頻発するときが交換の目安です。全長、厚さ、高さ、補助電源端子、推奨電源を照合します。

アシスタント忍

空きがあるうちに全部増設したほうがいいですか?

あかね

不足が見えてからで大丈夫。先に増設先と共有レーンだけ把握しておきましょう

失敗しやすい互換性と保証の注意点

失敗例 原因 対策
SSDを挿したら拡張カードが認識しない M.2とPCIeのレーン共有 マニュアルで排他条件を確認する
GPUがケースに入らない 長さ、厚さ、ラジエーターとの干渉 条件別GPU対応長を確認する
メモリ増設後に不安定になる 異なる仕様の混在、4枚時の負荷 同一仕様を選び、設定を戻して検証する
電源ケーブルが足りない 容量だけを確認した 電源型番と付属ケーブルを確認する
保証対象だと思っていた ショップごとに条件が違う ケースを開ける前に規約と窓口へ確認する
M.2とPCIeとSATAの共有関係を確認する様子

作業前にデータをバックアップしてください。 PCをシャットダウンして電源ケーブルを抜き、静電気対策を行います。増設後は温度、メモリエラー、ストレージ状態、GPU負荷時の安定性を確認してください。

よくある質問

増設しやすさだけならフルタワーが最適ですか?

必ずしもフルタワーが最適とは限りません。 ATXマザーボード、必要なGPU対応長、十分なM.2、交換可能な電源を備えたミドルタワーなら、多くの人に十分です。

メモリは空きスロットへ追加するだけでよいですか?

物理的に装着できても、安定動作が保証されるとは限りません。 規格、容量、速度、電圧を確認し、可能なら同じキットを使います。

M.2スロットが3基あればSSDを3台使えますか?

3台装着できても、ほかの端子と同時利用できない場合があります。 SATAやPCIeとの共有条件をマザーボードの仕様書で確認してください。

750W電源では将来のGPU交換ができませんか?

GPUによっては750Wで交換できます。 GPUとCPUの組み合わせ、推奨容量、コネクタを確認し、不足する場合だけ電源も交換します。

BTOパソコンの部品を交換すると保証はなくなりますか?

保証条件はショップと故障箇所で異なります。 交換部品や作業が原因の故障は対象外になる場合があります。作業前に最新規約を確認してください。

マザーボードの型番が非公開のBTOは避けるべきですか?

必ず避ける必要はありませんが、増設計画は立てにくくなります。 空きスロット、共有条件、電源型番を問い合わせてから選びましょう。

筆者の使用環境と記事の範囲

筆者はRyzen 7 7700、GeForce RTX 5070、メモリ32GB、SSD 2TBの構成を使用しています。この記事の4モデルを実機で比較したわけではありません。2026年7月20日に公式商品ページ、カスタマイズ画面、部品メーカーの仕様書を照合して評価しました。

まとめ

増設しやすいゲーミングPCを選ぶなら、ATX対応ケース、交換しやすい電源、4本のメモリスロット、複数のM.2、公開されたマザーボード型番を優先します。

総合は@Sycom、空きM.2はFRONTIER、価格と構成のバランスはG-GEAR、電源の余裕はarkhiveが候補です。将来追加したい部品を決め、空きスロット、共有レーン、ケース内寸、電源コネクタを照合してください。

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